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着圧ソックスは1日何時間まで?着用時間の考え方と注意点

着圧ソックスは、製品に書かれた用途の時間帯に履くのが基本です。

日中用は起きて活動する時間に、就寝用は寝る前から朝までに使う。

この2つを取り違えると、圧が足りない、または強すぎて眠れないという形で不都合が出ます。

迷いやすいのは「日中用をそのまま寝るときに履いていいか」という点。

答えは、原則として避けるほうがよい、です。

日中用は立っている姿勢を前提に足首を強く締めるよう設計されており、横になって血流の条件が変わる就寝時には向きません。

逆に就寝用を日中に履いても、想定した圧がかからず物足りなく感じることがあります。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

着圧ソックスはいつ履くのが基本か

まず製品パッケージの表記を確認します。

「日中用」「デイリー」「オフィス」などの記載があれば活動時間帯用、「おやすみ用」「ナイト」「就寝時」とあれば寝るとき用です。

表記がない汎用品は、着用時間の目安が書かれていることが多いので、そこを読みます。

日中に履く場合の流れ

  • 朝、起きてすぐ、脚がまだむくんでいない状態で履く。脚が細い時間帯のほうが生地を通しやすく、段階圧の設計どおりの位置に生地が収まります。
  • 足首・かかと・ふくらはぎの位置合わせをしてから立ち上がる。位置がずれたまま歩くと、締まる場所と緩む場所が入れ替わります。
  • 帰宅後、または表示された着用時間の上限で脱ぐ。長く履けば効くという設計ではありません。

就寝用を履く場合の流れ

  • 入浴後、脚を乾かしてから履く。濡れた肌では生地が引っかかり、伸ばしすぎの原因になります。
  • 寝る直前ではなく、寝る30分ほど前から履いて違和感がないか確かめる。締めつけが気になるまま寝ると睡眠のほうが犠牲になります。
  • 朝起きたら脱ぐ。そのまま日中も履き続ける使い方は、製品の想定外です。

どちらの場合も、脚に傷・湿疹・強い痛みがあるときは使用を控えてください。気になる症状があるときは医療機関に相談してください。

履くタイミングを誤るとどうなるか

実害は主に3つの形で出ます。

ひとつは、締めつけによる不快感。

日中用を寝るときに使うと、横になって脚の位置が心臓と同じ高さになるため、日中と同じ圧が強すぎると感じやすくなります。

眠りが浅くなれば、脚の疲れ以上のマイナスです。

もうひとつは、生地のずれによる部分的な食い込み。

着圧ソックスは足首を最も強く、上にいくほど弱くする段階圧の設計が一般的です。

位置がずれたり、ふくらはぎで丸まったりすると、その一点だけが強く締まる。

跡が深く残る、皮膚が赤くなるといった形で表面化します。

3つめは、着圧のヘタリ。

むくんだ脚に無理やり通したり、上端を引っ張って伸ばしたりを繰り返すと、伸縮を担うポリウレタンが早く劣化します。

ゴムがゆるめば、その製品の圧はもう表示どおりではありません。

「効かなくなった」と感じる原因の多くが、これです。

むくみ対策として何が期待できて何が期待できないのかは、着圧ソックスの効果の範囲をまとめた記事で整理しています。

よくある着圧ソックスの失敗と直し方

上端を引っ張って一気に引き上げる

いちばん多い失敗です。

上端だけを持って引き上げると、生地が一部だけ伸びて圧の分布が崩れます。

直し方は、履き口を手首まで手を入れて裏返し気味にたぐり寄せ、つま先を入れてから、かかとを合わせ、少しずつ上に送っていく手順に変えること。

指先で生地を送るイメージです。

かかとの位置が合っていない

かかと部分が編み分けられている製品は、そこが合っていないと足首の締まる位置がずれます。

履き終わったあと、かかとの編み目が実際のかかとに乗っているか一度確認してください。

ずれていたら、上まで上げきる前に足首まで戻して合わせ直します。

折り返して短くする

丈が長いからといって上端を折り返すのはやめます。

二重になった部分の圧が単純に加算され、そこだけ強く締まります。

丈が合わないなら、ハイソックス丈からひざ下丈、あるいは短い丈の製品に替えるほうが確実です。

むくみが強くなってから履く

夕方、脚が張ってから履くと、生地が入りにくく引っ張る力が増えます。

生地も脚も傷めます。

日中用は朝に履くのが原則。

夕方以降に脚をラクにしたいなら、就寝用の設計のものを使う場面です。

爪や角質を放置している

伸びた爪、かかとの硬い角質は生地を引っかけて穴の原因になります。履く前に爪を整え、指輪やアンクレットは外しておきます。

着脱を楽にする便利な道具

特別な道具は必須ではありませんが、あると失敗が減ります。

道具役割代用
薄手の手袋(ゴム・作業用)生地をつかむ手がかりになり、爪で引っかけにくくなるハンカチを指に当てる
ソックスエイド前屈しにくい人が、かがまずに生地を足へ通すための補助具—(代用が難しい)
洗濯ネット洗濯時にほかの衣類との摩擦を減らす枕カバーの中に入れて口を結ぶ
ハンドクリーム類—(履く直前に塗るとすべって位置が決まらない)脱いだあとに塗る

腰やひざを深く曲げにくい人は、補助具の使い方を先に知っておくと着用そのものの負担が下がります。構造と選び方はソックスエイドの使い方と選び方の解説にまとめました。

1日に履く着圧ソックスの頻度目安

着用時間は製品の表示に従うのが原則です。

多くの一般向け製品は「日中の活動時間」「就寝中」といった時間帯で区切られており、24時間履き続ける前提で設計されたものではありません。

日中用と就寝用を切れ目なくつなげて一日中着圧をかける使い方は避けてください。

毎日履いてよいかどうかは、肌の状態しだいです。

跡が深く残る、かゆみが出る、指先が冷える、といったサインが出た日は休みます。

連日使うなら、同じ製品を洗い替えなしで回すのは無理があります。

2〜3足を回すほうが、生地の回復時間ができて圧の持ちもよくなります。

移動中に使う場合は、事情が少し変わります。

長時間座り続ける飛行機や長距離バスでは、脚を動かしにくい時間そのものが問題になるため、着圧ソックスは補助のひとつという位置づけです。

詳しくは移動時の着用について整理した記事長時間フライトでの備えを参照してください。

仕事中に履くときの丈や圧の考え方は日中用の選び方で扱っています。

素材別の着圧ソックスのお手入れ手順

着圧ソックスの伸縮はポリウレタンが担っています。

この繊維は熱・塩素系漂白剤・紫外線に弱い。

ここが共通の前提です。

そのうえで、混紡されている主素材によって扱いが変わります。

ナイロン・ポリエステル主体のもの

一般的な着圧ソックスの多くがこの構成です。

ぬるま湯(30度以下)で押し洗いし、絞らずタオルで水を吸わせて陰干し。

乾燥機は使いません。

熱でポリウレタンが縮み、圧が変わります。

綿混のもの

綿は吸湿しますが乾きが速くありません。

生乾きのまま履くと、皮膚の常在菌が汗や皮脂を分解する条件がそろい、においが出やすくなります。

厚みのある綿混は乾燥に時間がかかるので、洗い替えを多めに用意しておくほうが実用的です。

脱水は短時間にとどめ、干すときは筒状に広げて風を通します。

ウール・メリノウール混のもの

保温をねらった厚手の着圧タイプに使われます。

ウールは通常の洗濯で縮みやすいため、中性洗剤またはウール用洗剤で押し洗いし、もみ洗いはしません。

お湯を使うと縮みます。

平置きで干すのが基本で、ハンガーに吊ると自重で伸びます。

加工品の扱い

抗菌・防臭・消臭の加工が付いた製品は、加工の効果が洗濯を重ねると落ちていくことがあります。

柔軟剤は繊維の表面を覆うため、加工の働きや吸汗性に影響する場合があります。

使うなら少量にとどめるか、表示に従ってください。

塩素系漂白剤は着圧そのものを損なうので使いません。

就寝用の着圧ソックスと医療用は同じか

違います。

一般向けの着圧ソックスは、脚をすっきり見せる、着用中の心地よさを得るといった目的で市販されているもの。

一方、医療機関で用いられる弾性ストッキングは、医師の判断のもとで圧の強さや着用期間を決めて使います。

設計の考え方も、想定している着用時間も別です。

市販品を「医療用」として使うことはできません。

逆に、医療機関で指示された弾性ストッキングを市販の着圧ソックスに置き換えるのも、自己判断でやることではありません。

この違いは弾性ストッキングと着圧ソックスの比較で詳しく分けています。

市販品の中でもシリーズごとに用途が分かれているものがあります。日中用・就寝用・部位別といった区分の整理はメディキュットのシリーズの違いが参考になります。

よくある質問

日中用を寝るときに履いてはいけませんか

製品の表示が日中用なら、就寝時の着用は想定されていません。

横になると脚と心臓の高さの差が小さくなり、日中と同じ圧が強く感じられます。

眠れない、朝に跡が深く残る、といった形で不都合が出るなら、就寝用として売られているものを選んでください。

お風呂上がりと朝、どちらに履くのがよいですか

就寝用は入浴後、脚を乾かしてから。

日中用は朝、起きてすぐです。

目的が違うので、どちらが優れているという話ではありません。

ひとつだけ守るなら、脚がむくんでいない時間に履くこと。

毎日洗わないといけませんか

履いたら洗ってください。

汗や皮脂が残った状態で置くと、におい・肌トラブルの条件になります。

手洗いが面倒なら洗濯ネットに入れて弱水流で洗い、乾燥機は避ける。

これだけでも生地の寿命は変わります。

買い替えの目安はありますか

着用回数で決まるものではなく、伸縮の状態で判断します。

履いたときに足首がすっと通ってしまう、上端が下がってくる、生地に光沢が出てきた、といった変化はポリウレタンの劣化のサインです。

圧が表示どおりでない製品を履き続けても、期待した働きは得られません。

運動中に履いてもよいですか

着圧ソックスと、スポーツ用のコンプレッションソックスは設計が別です。

運動用は着地の衝撃や筋肉の揺れを想定してつくられており、丈や補強の位置も違います。

競技ごとの選び方はスポーツソックスの丈と機能の解説にまとめています。

まとめ

着圧ソックスをいつ履くかは、製品の表記で決まります。

日中用は朝に履いて活動時間だけ、就寝用は入浴後から朝まで。

この線を越えて一日中着圧をかける使い方は、製品の想定外です。

手順としては、上端を引っ張らず生地をたぐって足先から通し、かかとを合わせてから上へ送る。

折り返さない。

むくんでから履かない。

お手入れはぬるま湯・陰干し・乾燥機なしが共通で、綿混は乾きの遅さ、ウール混は縮みに気をつけます。

伸縮がゆるんだら、それは圧が変わったということ。

そのときが替えどきです。

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