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着圧ソックスを履かない方がいい人|当てはまる条件と注意点

着圧ソックスは、履けば誰にでも同じように働く製品ではありません。

判断の軸は大きく2つあります。

かけようとしている圧が今の自分の脚と生活に見合っているか。

そして、その圧を受け止めるサイズと丈が合っているか。

この2点が外れていると、快適どころか痛みや跡の原因になります。

着圧の基本は段階圧です。

足首をもっとも強くし、上にいくほど弱くする設計になっています。

この設計は、想定された位置に生地が収まってはじめて意図どおりに働くもの。

小さすぎる、丈が中途半端でずり落ちる、膝裏に生地がたまる、といった状態では圧のかかり方が変わってしまいます。

同じ製品で評価が真っ二つに割れる理由の多くは、ここにあります。

さらに、脚や皮膚の状態によっては、市販品を自己判断で使わない方がよい場合もあります。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

使うべきか迷ったときの着圧ソックス判断軸

このキーワードで効く軸は、素材や色ではありません。見るべきは圧・時間帯・サイズ・肌の状態の4つです。

圧の強さは mmHg(水銀柱ミリメートル)で表され、数値が大きいほど強くなります。

表記がある製品とない製品があり、無表記のものは強さを比較できません。

次に時間帯。

日中の活動中に履く前提の設計と、就寝中に履く前提の設計は、圧の強さも段階の付け方も別に作られています。

3つめがサイズレンジで、足のサイズだけでなくふくらはぎ周りの指定がある製品もあります。

最後が脚と皮膚の状態です。

傷・湿疹・強い痛み・感覚の鈍さがあるとき、あるいは脚の血流について医師から何か指摘を受けているときは、市販の着圧製品を自分の判断で使うべきではありません。

かかりつけに相談してください。

着圧でできることの範囲についてはむくみ対策として着圧ソックスにできること・できないことも参考になります。

避けたいケースの見分け方

医療機関に相談してほしい状態

足に傷や炎症があるとき、皮膚が薄くなっているとき、足先の感覚が鈍いと感じるとき。

こうした状態では、圧がかかっていることや擦れていることに気づきにくくなります。

脚の血管や血流について通院・指導を受けている人も同じです。

市販品と、医療機関で用いられる弾性ストッキングは目的も強さの設計も違います。

弾性ストッキングと市販の着圧ソックスの違いを押さえておくと、どちらを相談すべきかの整理がしやすくなります。

サイズが合っていない人

レンジ表記の下限ぎりぎり、あるいは上限を超えている人。

この状態で履くと、設計上の圧とは違う圧がかかります。

とくに口ゴムの位置が食い込む、ふくらはぎで生地が止まってしまう場合は、その製品が合っていないというサインです。

頑張って引き上げるものではありません。

使う場面と設計がずれている人

就寝中に日中用の強い圧をそのまま持ち込む、逆に立ち仕事の一日を就寝用でしのぐ。

どちらもねらいから外れた使い方です。

詳しくは寝るときに履いていいかどうかの考え方で整理しています。

締め付け自体が苦手な人・着脱が難しい人

圧がかかる感覚がどうしても不快で、履いている間ずっと気になる人には向きません。

眠りが浅くなるなら、就寝中の使用は続けない方がいい。

また、前屈みになりにくい人にとって強い着圧品は着脱の負担が大きくなります。

その場合はソックスエイドの使い方と選び方のような補助具を併せて考える手もあります。

タイプ別に見る着圧ソックスの向き不向き

タイプ設計の特徴向いている人慎重に考えたい人
日中用ハイソックス足首を強くした段階圧。膝下まで覆う立ち仕事・座り仕事で夕方の脚の重さが気になる人就寝中も履き続けたい人
就寝用日中用より圧を控えめにした設計が一般的寝ている間だけ使いたい人日中の長時間着用に流用したい人
ストッキング・タイツ型腰まで一体。脚全体に圧が分散服装に合わせて使いたい人腹部の締め付けが苦手な人
くるぶし・フットカバー丈の軽い着圧足首より下が中心。圧は控えめ強い圧に慣れていない人ふくらはぎの張りに使いたい人
スポーツ向けコンプレッション運動中の使用を前提にした素材と圧競技・トレーニング時に使う人就寝中に使いたい人
医療機関で用いられる弾性ストッキング治療目的で強さを設計。処方・指導が前提医師の判断で使う人自己判断で通販から選ぼうとしている人

丈の呼び方はメーカーによって境界がずれます。

「ハイソックス」の膝下がどこまでかは製品ごとに違うので、商品ページの寸法図を見た方が確実です。

用途別のシリーズ構成はメディキュットのシリーズの違いと用途別の選び方のような比較記事で全体像がつかめます。

選ぶときに起きやすい着圧ソックスのミスマッチ

もっとも多いのが「強い方が効きそう」で選ぶことです。

圧の数値が大きい製品は、それだけ体に負担もかかります。

合わない強さを選ぶと、跡が深く残る、指先が冷たくなる、途中で脱ぎたくなる、といった形で結局続きません。

初めてなら控えめな圧から試す方が失敗が少ない。

次に多いのが、同じ製品を24時間履き続けようとするパターン。

日中用の圧を就寝中まで持ち込むのはねらいから外れています。

1日何時間までという着用時間の考え方を先に確認しておくと、無理な使い方を避けられます。

もう一つ、着圧ソックスの上に別の着圧品を重ねる使い方も避けてください。

圧は単純に足し算されるものではなく、どこにどれだけかかっているか分からなくなります。

スポーツ中に使いたい場合は着圧品ではなく競技別に変わるスポーツソックスの丈と機能から選び直した方が合うこともあります。

サイズ表記と丈が合わない場合に起きること

サイズは「22-24cm」のようにレンジで表記されるのが一般的です。

これは靴のサイズと1対1で対応するものではありません。

同じ表記でもメーカーによって実寸が違います。

着圧製品の場合、足のサイズに加えてふくらはぎ周りや太もも周りの指定があることも多いので、そちらを優先して選びます。

小さすぎると、口ゴムが食い込み、足首より上の一点だけに強い圧が集中します。

指先が窮屈になり、爪への当たりも強くなる。

逆に大きすぎるとどうなるか。

生地がたるみ、段階圧の設計が成立しなくなります。

ずり落ちて足首にわだかまるのも、大きい側の典型です。

丈選びでは、膝裏に生地が乗る位置かどうかを見てください。

膝の折れる部分に口ゴムが来ると、座ったときに強く食い込みます。

ハイソックスタイプで違和感が出る人は、丈の短いタイプに変える方が現実的です。

無理にゴムを伸ばして位置を調整するのは、生地の寿命を縮めるだけ。

圧が強すぎると感じたときの着圧ソックス見直し方

使っていて次のような状態が出たら、いったん外して脚の様子を見てください。

ゴムの跡が長時間消えない。

足の指先が冷たい、しびれる感じがある。

かゆみや痛みが出る。

皮膚が赤くなる。

いずれも「圧が強い」または「サイズが合っていない」ときに出やすいサインです。

外して短時間で戻るなら、圧の弱いタイプや丈の短いタイプへの変更を検討します。

同じ製品を履き続けて慣らそうとしないこと。

症状が続く場合や、脚の左右で明らかに差がある場合は、市販品での調整をやめて医療機関に相談してください。

就寝中に使う場合はとくに注意が必要です。

眠っている間は締め付けに気づけません。

夜のあいだ履くつもりなら、夜用着圧ソックスの選び方と就寝時の注意点で就寝用の設計を確認してから選ぶ方が安全です。

洗濯を重ねると着圧ソックスの圧はどうなるか

着圧を出しているのはポリウレタンなどの伸縮糸です。

この糸は使うほど、そして洗うほど劣化します。

熱と摩擦に弱いのが特徴。

乾燥機の高温、アイロン、直射日光下での長時間の乾燥はいずれも劣化を早めます。

洗うときは洗濯ネットに入れ、脱水は短め、干すときは陰干し。

ねじって絞る乾かし方は生地を痛めます。

柔軟剤や塩素系漂白剤は製品によって使用できないものがあるため、洗濯表示に従ってください。

抗菌や消臭などの加工が入っている製品では、加工の効果が洗濯を重ねるうちに弱まることもあります。

抗菌は菌の増殖を抑えること、消臭はすでに発生したにおいを減らすことをねらった加工で、目的が別です。

そして交換の目安。

履いたときにゴムが緩い、ずり落ちる、足首の締まりを感じない、と思ったらその製品はもう設計どおりの圧をかけていません。

伸びきったものを履き続けても意味がなく、たるんだ生地が擦れる分だけ不快になります。

何足かをローテーションして使うと、1足あたりの劣化はゆるやかになります。

よくある質問

妊娠中に着圧ソックスを使ってもいいですか

妊娠中は脚やお腹の状態が変わりやすい時期です。市販品を自己判断で選ぶより、かかりつけの医師や助産師に、使ってよいか・どのくらいの強さならよいかを確認してください。

一日中履き続けても問題ありませんか

製品ごとに想定された着用時間があり、日中用をそのまま夜まで履き続ける使い方は想定されていないことが多いです。着用時間の考え方は製品の説明を確認したうえで判断してください。

サイズがレンジの境目にあたるときはどちらを選びますか

足のサイズよりも、ふくらはぎ周りなど圧がかかる部位の寸法を基準に選ぶ方が失敗しにくいです。

指定が複数ある製品では、はみ出す項目がない方のサイズを選びます。

小さい方を選んで伸ばして使うのは避けてください。

脚が細くなる効果はありますか

着圧によって一時的に脚のサイズが変わったように感じる人はいますが、体脂肪が減るわけではありません。脱げば元に戻ります。

むくみが取れないのは圧が足りないからですか

そう考えて強い圧に乗り換えるのは危険です。

脚の張りや左右差が続くとき、原因は着圧の強さとは別のところにある場合があります。

長引くようなら医療機関で相談してください。

まとめ

着圧ソックスを避けた方がいいかどうかは、脚と皮膚の状態、そしてサイズと圧の合致で決まります。

傷や炎症、感覚の鈍さ、脚の血流について医師の指導を受けている状況では、市販品を自分で選ばないこと。

締め付けが不快でずっと気になる人、着脱が難しい人も無理に続ける必要はありません。

使う場合は、圧の強さと時間帯の設計を製品の表示で確認し、レンジ表記は足のサイズだけでなく脚まわりの寸法で合わせます。

跡が消えない、指先が冷たい、かゆみが出る。

この段階で立ち止まれば、たいていのトラブルは避けられます。

伸びきった製品を履き続けないことも、地味ですが大事な点です。

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