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妊娠中の着圧ソックスの選び方|マタニティ向けの形と注意点

妊娠中の着圧ソックスの選び方|マタニティ向けの形と注意点
着圧ソックスを履く女性

妊娠中期を過ぎたころから、夕方に靴を脱ぐと足の甲にゴムの跡が残るようになります。子宮が大きくなって下半身から心臓へ戻る血流が変わり、体内の水分量そのものも増えるため、脚のむくみは妊娠中に起きやすい変化のひとつです。

そこで着圧ソックスを探すと、mmHg(水銀柱ミリメートル)で示された圧の強さも、おなかにかかる範囲も製品ごとにばらばらです。ハイウエストのタイツ型を選んで、締めつけがつらくて数日で使わなくなるという買い方が起きやすいのもここです。

本記事では、妊娠中に脚が変わる理由・おなかを締めない丈と圧の選び方・避けたい仕様・履く時間と替えの枚数を解説します。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

妊娠中に脚がむくみやすくなるのは、血流の戻りにくさと水分量の増加が重なるためです

脚に下りた血液は、ふくらはぎの筋肉が動くことで押し戻されます。

妊娠中はおなかが大きくなるにつれて骨盤の中を通る血管が押され、下半身から戻る流れが以前と同じようにはいきません。

加えて、体内をめぐる水分量そのものが増えます。

この2つが重なるので、夕方になると足首やすねに水分がたまり、朝には戻るという日内の差が出やすくなります。

座りっぱなし・立ちっぱなしのどちらでも起きる

デスクワークで脚を動かさない時間が続けば、ふくらはぎのポンプが働きません。

反対に立ち仕事で同じ姿勢を続けても、血液は脚にとどまります。

妊娠中はどちらの姿勢も長く続けにくくなるうえ、体重が増えて足裏にかかる負荷も変わるため、以前は平気だった時間で脚が重くなることがあります。

立ち仕事を続けている人は立ち仕事の人向け着圧ソックスの選び方で解説している休憩の取り方も合わせて考えると判断しやすいです。

着圧ソックスができることの範囲

着圧ソックスは脚に外から圧をかけて、たまった水分が下に落ち込みにくい状態をつくることをねらった製品です。

脚が細くなるわけではなく、むくみそのものを治すものでもありません。

履いた日の夕方に脚の重さが軽く感じられる人もいますが、感じ方は着用時間や気温で変わります。

この線引きは着圧ソックスの効果でできること・できないことで解説しています。

左右差のある腫れや痛みなど気になる症状があるときは、製品で対処しようとせず医療機関に相談してください。

妊娠中の着圧ソックスは、おなかにかからない丈と弱めの圧から選びます

選ぶときにいちばん先に決めるのは、圧の強さではなく丈です。おなかを覆う形かどうかで、履き続けられるかが変わります。

丈のタイプおなかへの圧迫妊娠中の使いやすさ
ハイソックス(膝下)なし着脱がしやすく、腹部を締めません
ニーハイ・太もも丈なしずり落ちやすく、脚の付け根に食い込むことがあります
ストッキング・タイツ型ありウエスト部分がおなかにかかります
マタニティ設計のタイツ型腹部を締めない設計腹部にかかる部分の圧を抜いた作りのものがあります

迷ったときの起点は膝下のハイソックスです。

おなかにまったく触れず、着脱の動作も小さく済みます。

太もも丈やタイツ型が必要になるのは、太ももまで重さを感じる場合や、脚全体を覆いたい場合に限られます。

タイツ型を選ぶなら、腹部の圧を抜いたマタニティ向けの設計かどうかを商品説明で確かめてください。

形ごとの違いは妊婦向け着圧ソックスの選び方で解説しています。

圧は「弱め」から試す

mmHgは足首にかかる圧の目安で、数字が大きいほど強くなります。

妊娠中は脚のサイズが日によって変わるため、以前の自分に合っていた強さがそのまま合うとは限りません。

同じ表記でもメーカーによって実寸が違うので、レンジ表記の上限に近い人は1つ上のサイズを選んだほうが履き口が食い込みません。

なお、医療機関で扱う弾性ストッキングは目的も設計も別のもので、市販の着圧ソックスとは同じに考えられません。

違いは弾性ストッキングと着圧ソックスの違いで解説しています。

持病がある場合や、医師から脚の状態について指示を受けている場合は、市販品を使う前に相談してください。

妊娠中に裏目に出やすい仕様

売り場で目を引く仕様のうち、妊娠中は避けたほうがよいものがあります。理由もあわせて挙げます。

ウエストまで圧をかける設計

脚やせをうたうタイツ型には、腰から太ももまで一続きに締める作りのものがあります。

おなかが大きくなる時期にこれを履くと、腹部が圧迫されるだけでなく、トイレに行くたびに上げ下ろしで腰をひねる動作が増えます。

腹部を締めない設計と明記されていないタイツ型は、妊娠中の候補から外して構いません。

強い圧・段階圧の強いもの

圧が強いほど効くという考え方で選ぶと、履いている間ずっと脚が痛み、結果として使わなくなります。

脱いだあとに深い跡が長く残る、指先の色が変わる、感覚が鈍いといったことがあれば、その製品はその時期の自分に合っていません。

無理に履き続けないでください。

硬いゴムの履き口と、厚手すぎる生地

履き口のゴムが硬い製品は、ふくらはぎの上端に横一本の食い込みをつくります。

妊娠中は脚の太さが変わるので、幅の広い柔らかい履き口のほうが日々の変化を吸収します。

厚手のパイル編みは冬の冷え対策には向きますが、靴の中に余裕がないとつま先が窮屈になり、足の甲にも当たります。

妊娠中は足のサイズ自体が変わることがあるため、厚みは靴との相性で決めてください。

着圧ソックスを履く時間帯と、脱ぐタイミング

むくみは日中に進みます。

そのため、脚が細い朝の時間帯に履いておくほうが、脚が張ってから履くより着脱が楽です。

起きてすぐ、ベッドに座った姿勢で履くのが現実的な段取りです。

日中用を寝ている間も履き続けない

日中の活動を前提にした製品を、そのまま就寝時まで履き続けるのは避けてください。

横になれば脚と心臓の高さの差が小さくなり、日中と同じ圧は必要なくなります。

就寝時に使うなら、寝るとき用として設計された弱い圧のものを選び、日中用と使い分けます。

メディキュットのシリーズの違いでは、日中用と就寝用の分かれ方を用途別に解説しています。

長時間履き続けたときに起きること

同じ一足を朝から夜まで履き続けると、汗で生地が湿った状態が続きます。

汗そのものはほとんど無臭ですが、皮膚の常在菌が汗や皮脂を分解するときににおいの元になる物質が出るため、湿ったままの時間が長いほどにおいが出やすくなります。

加えて、生地が伸びてくると圧のかかり方も朝と同じではなくなります。

途中で一度脱いで脚を休め、横になれる時間があれば脚を少し上げておくほうが、履き続けるより体は楽です。

着脱の負担を減らす工夫と、替えの枚数

おなかが大きくなると、前にかがんで足先に手を伸ばす動作そのものが難しくなります。着圧ソックスは通常の靴下より生地が締まっているので、片手で引き上げる履き方ができず、この負担がさらに増えます。

かがまずに履くための道具

靴下を広げた状態で足を差し込めるようにするソックスエイドの使い方と選び方という道具があります。

もともとは前屈が難しい人向けの福祉用具ですが、かがみにくい時期にも同じ理屈で使えます。

着圧の強い製品では生地が硬くて滑りにくいことがあるため、うまく入らない場合は無理をせず、椅子に座って脚を組む姿勢に変えるほうが安全です。

替えは最低2足、毎日履くなら3足

着圧ソックスは伸縮のためにポリウレタンを混ぜたものが多く、この繊維は使い続けるうちに劣化してゆるみます。

1足を毎日洗って毎日履く運用は、劣化を早めるうえ、乾かない日に履くものがなくなります。

1日おきに休ませられる枚数があると、ゴムの戻りが保たれやすくなります。

洗濯は洗濯ネットに入れて、乾燥機の熱は避けたほうが伸縮性を長く保てます。

素材と厚みは、季節と靴の余裕から決めます

妊娠中は基礎体温が上がって汗をかきやすくなる人がいます。

夏場に厚手のナイロン主体の着圧ソックスを一日履くと、脚がずっと蒸れた状態になります。

そのため、暖かい時期は薄手で通気を意識したもの、寒い時期は綿やウールを混ぜた保温寄りのものへと、季節で分けて考えるほうが履き続けられます。

夏の選び方は夏用の着圧ソックスの選び方で解説しています。

においが気になる時期は、抗菌や防臭の加工があるものを選ぶという手もあります。

ただし抗菌は菌の増殖を抑えることをねらった加工、防臭はにおいの発生を抑えることをねらった加工で、すでに出たにおいを減らす消臭とは別のものです。

どれもにおいを完全になくすものではなく、洗濯を繰り返すうちに効き方が落ちることもあります。

加工に頼るより、替えを用意して湿ったまま履き続けない運用のほうが確実でしょう。

よくある質問

妊娠中に着圧ソックスを履いてもいいのでしょうか

市販の着圧ソックスは一般向けの衣類で、妊娠中の使用を一律に禁じているものではありません。

ただし脚の状態は人によって違い、医師から指示を受けている場合もあります。

健診の際に、履いてよいか、どの程度の強さまでかを相談しておくと安心です。

腹部を締める形のものは避けてください。

着圧ソックスを履けば妊娠中のむくみは治りますか

治すものではありません。

脚にたまった水分が下に落ち込みにくい状態をつくることをねらった製品で、履いた日に脚の重さが軽く感じられる人はいますが、感じ方には個人差があります。

急に腫れが強くなった、片脚だけ太くなった、痛みがあるといった変化があるときは、製品で様子を見ずに医療機関に相談してください。

サイズは妊娠前と同じものでいいですか

同じとは限りません。

妊娠中は脚の太さや足のサイズが変わることがあるため、ふくらはぎの実寸を測って選び直したほうが失敗しません。

レンジ表記の上限に近いときは、1つ上のサイズにすると履き口の食い込みを避けられます。

同じ表記でもメーカーによって実寸が違う点にも注意してください。

寝るときも履いたままで大丈夫ですか

日中用をそのまま履き続けるのは避けてください。

横になると脚と心臓の高さの差が小さくなるので、日中と同じ圧は要りません。

就寝時に使うなら、寝るとき用として設計された弱い圧のものにして、日中用とは分けます。

まとめ

妊娠中の脚のむくみは、下半身から戻る血流の変化と水分量の増加が重なって起きるもので、着圧ソックスはそれを治す道具ではありません。

選ぶときはまず丈を決めて、おなかにかからない膝下のハイソックスから試すのが無理のない順序です。

圧は弱めから始め、履き口は幅の広い柔らかいものを選び、素材は季節に合わせます。

この3点を押さえておけば、締めつけがつらくて使わなくなる買い方は避けられます。

脚の状態は人それぞれ違うので、気になる症状があるときや持病がある場合は、自己判断で強い圧のものを使わず医療機関に相談してください。ぜひ本記事の丈の比較表と着用時間の考え方を参考に、いまの自分の脚に合う一足を選んでください。

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