着圧ソックスと着圧レギンスの違い|どちらを選ぶべきか

売り場では着圧ソックスと着圧レギンスが同じ棚に並び、どちらもmmHg(水銀柱ミリメートル)という単位で圧の強さが示されています。
数字の見た目は同じでも、圧がかかる範囲は別物です。
ソックスは足首からふくらはぎまで、レギンスは太ももから腰まわりまで生地が続きます。
範囲が広ければそのぶん締めつけを感じる面積も増えますし、履くときの手間も変わります。
同じ「着圧」の言葉でくくって選ぶと、日中は履いていられない一着を買うことになります。
本記事では、ソックスとの構造の違い・丈別のタイプと向いている人・日中用と就寝用の設計差・サイズ表記の読み方まで解説します。

靴下Lab編集部
靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
着圧レギンスと着圧ソックスの違いは、圧がかかる範囲と生地の面積
着圧ソックスの多くは段階圧という設計になっていて、足首をいちばん強く締め、上にいくほど弱くします。
着圧レギンスもこの考え方は共通です。
異なるのは、圧のグラデーションがふくらはぎで終わるか、太ももやヒップまで続くかという点になります。
生地の面積が違えば、体感も変わります。
ソックスなら靴を脱いだときに履き口の跡が気になる程度ですが、レギンスは腰まわりまで一枚で覆うため、暑い時期は熱がこもりやすくなります。
トイレのたびに全部下ろす必要がある点も、ソックスにはない手間です。
逆に、履き口が1か所しかないという利点もあります。
ソックスはふくらはぎの途中でゴムが終わるため、そこに食い込みが集中しがちです。
レギンスはウエストで支える構造なので、脚の途中に強い境目ができにくくなります。
なお、どちらを選んでも脚の脂肪が減るわけではありません。
圧をかけている間だけ脚が軽く感じたり、見た目のラインが変わったように感じたりする人はいますが、それと体組成の変化は別の話です。
着圧でできることの範囲は着圧ソックスの効果とむくみ対策の限界で解説しています。
着圧レギンスのタイプは、覆う範囲で3つに分かれます
ひざ下丈のタイプ
ふくらはぎから足首までを覆う形で、着圧ソックスに近い範囲です。
パンツやスカートの下に仕込んでも太ももにもたつきが出ないため、日中に着けたまま動きたい場面で扱いやすくなります。
太ももやヒップには圧がかからないので、脚全体の重さが気になる人には物足りません。
足首までの長丈タイプ
足首からウエストまで一続きになった、いわゆるレギンス型です。
ふくらはぎと太ももの両方に段階的な圧をかける設計が中心で、着圧レギンスと言われて多くの人が思い浮かべるのはこの形でしょう。
生地量が最も多いため、夏場の重ね着には向きません。
ハイウエストタイプ
長丈の上端をさらに引き上げて、腹部まで覆う形です。
腰まわりを押さえる別生地が縫い込まれている製品もあります。
腹部への締めつけが加わるので、食後に苦しく感じることがあり、体調に不安がある人は避けたほうが無難です。
このほか、足首より先が開いていて甲やかかとを覆わない形もあります。
サンダルやパンプスと合わせやすい代わりに、足首から下には圧がかかりません。
足先の冷えやむくみが気になる人が選ぶと期待が外れます。
日中用と就寝用は、同じ着圧レギンスでも設計思想が別
着圧製品には、日中の活動時間に着けることを想定したものと、就寝中に着けることを想定したものがあります。
同じブランドでこの2つが並んでいることも珍しくありません。
横になっている間は脚と心臓の高さの差が小さくなるため、就寝用は日中用より弱い圧に設定されているのが一般的です。
ここを取り違えると、両方向に失敗します。
日中用を寝る前に履けば、圧が強すぎて眠りにくくなります。
就寝用を立ち仕事の日に履いても、想定より頼りない締まり方になるでしょう。
パッケージに「おやすみ用」「デイリー用」といった記載があるなら、そこは飾りではなく設計の区分です。
シリーズ内での用途の分かれ方はメディキュットのシリーズごとの用途の違いで解説しています。
もうひとつ押さえておきたいのが、市販の着圧レギンスと、医療機関で扱う弾性ストッキングはまったく別のものだという点です。
目的も圧の設計根拠も違うため、市販品を治療目的の代用にはできません。
両者の線引きは弾性ストッキングと着圧ソックスの違いで解説しています。
タイプ別に向いている人と、避けたほうがいい条件
| タイプ | 圧がかかる範囲 | 向いている人 | 避けたい条件 |
|---|---|---|---|
| ひざ下丈 | 足首〜ひざ下 | 日中に着けたまま動く人、脱ぎ履きの回数が多い人 | 太ももまわりも一緒に押さえたい場合 |
| 足首までの長丈 | 足首〜ウエスト | 座りっぱなし・立ちっぱなしで脚全体が重くなる人 | 暑い時期に重ね着する場合、途中で脱ぎたい場面が多い場合 |
| ハイウエスト | 足首〜腹部 | 腰まわりまで一枚で覆いたい人 | 腹部の締めつけが苦手な人、妊娠中や持病がある人 |
| 足先が開いた形 | 足首〜ウエスト(甲・かかとを除く) | サンダルやパンプスと合わせたい人 | 足先の冷えやむくみが気になる人 |
表の「避けたい条件」に自分が当てはまるなら、圧の強さを上げても解決しません。範囲が合っていない一着は、我慢して履き続けても不快さだけが残ります。
着圧レギンス選びで失敗しやすいのは、強さから決めてしまうこと
売り場で最初に目に入るのはmmHgの数字です。
数値が大きいほど圧は強くなりますが、強いほど良いという性質のものではありません。
範囲と用途を決めたあとで、最後に強さを合わせるという順番のほうが失敗が減ります。
次に多いのが、着けている時間の見積もり違いです。
朝から晩まで履くつもりで強めを選ぶと、夕方には脚のどこかが痛くなって結局脱ぐことになります。
痛み、しびれ、皮膚の色の変化が出たときは、我慢せずに外してください。
それでも症状が続くなら医療機関に相談してください。
着圧レギンスの下に別のインナーを重ねて圧をやわらげようとする人もいますが、これは圧のかかり方そのものを変えてしまう扱い方です。
重ね履きの是非は着圧ソックスの下に履くものと注意点で解説しています。
圧の強さの読み方から選び直したいときは着圧ソックスの選び方と圧力の見方が参考になります。
サイズ表記は、足のサイズではなく身長とヒップで読む
着圧ソックスは22-24cmのようなレンジ表記で足長を示しますが、レギンスは足長だけでは決まりません。
多くの製品が身長とヒップの2つでサイズを分けており、この組み合わせが表になっています。
足のサイズが同じでも、身長が違えば選ぶサイズは変わります。
身長とヒップで別のサイズに当たってしまうことがあります。
この場合、小さいほうを選ぶと圧が想定を超え、腰やひざの裏に食い込みます。
大きいほうを選べば圧は弱まりますが、生地がたるんで段階圧の設計が崩れます。
どちらも本来の設計からは外れるため、迷ったときは製品ごとの案内を確認してください。
ふくらはぎ周りの数値まで載せている製品もあります。
脚の太さに個人差が出やすいのはこの部分で、身長とヒップが合っていてもふくらはぎだけきつくなることがあります。
記載があるなら、必ずメジャーで測った実寸と突き合わせてください。
着けたときに指1本も入らないほど食い込むなら、それはサイズが合っていません。
洗濯で伸縮が落ちるのは、混ぜてあるポリウレタンから
着圧レギンスの伸縮は、ポリウレタンという繊維を少量混ぜることで出しています。
この繊維は熱と摩擦に弱く、劣化するとゴムがゆるむ原因になります。
乾燥機の熱や、洗濯機の強い水流は、圧の設計を短期間で崩す扱い方です。
手洗いか、洗濯ネットに入れた弱水流で洗い、干すときは陰干しにしてください。
ねじって絞ると生地の一部だけが傷みます。
柔軟剤や漂白剤の扱いは製品によって指定が異なるので、洗濯表示に従うのが確実でしょう。
買い替えの目安は、履くときの抵抗がなくなったときです。
新品のころは足首を通すのに力が要ったのに、するりと上がるようになったなら、圧は下がっています。
ウエストがずり落ちる、ひざの裏で生地がたるむといった変化も同じサインです。
毎日履いて毎日洗えば、劣化はそのぶん早く進みます。
着圧製品の扱いにくさや向き不向きは着圧ソックスのデメリットと注意点で解説しています。
よくある質問
着圧レギンスを履けば脚は細くなりますか
着けている間は圧で脚のラインが変わったように見えますが、脱げば戻ります。体脂肪が減るわけではないため、細くなると考えて選ぶと期待が外れます。
着圧レギンスと着圧ソックスは重ねて履けますか
重ねると圧が足し算になり、想定より強い締めつけになります。
どちらか一方にしてください。
足先だけ冷えるなら、圧のない普通の靴下を上から履くほうが穏やかです。
一日中履いたままでも問題ありませんか
着用時間の目安は製品ごとに案内されているので、そちらに従ってください。痛みやしびれ、皮膚の色の変化が出たときはすぐに外し、症状が続くなら医療機関に相談してください。
妊娠中でも着圧レギンスを使えますか
腹部を覆うハイウエストタイプは締めつけの範囲が広くなります。妊娠中や持病がある場合は、自己判断で選ばずに医師に相談してください。
就寝用を昼間に履いてはいけませんか
禁止されているわけではありませんが、就寝用は横になった状態を想定した弱めの圧です。立って過ごす時間には物足りなく感じることが多いでしょう。
まとめ
着圧レギンスと着圧ソックスの差は、圧の強さではなく圧のかかる範囲にあります。
ふくらはぎまでで足りるのか、太ももやウエストまで覆いたいのかを先に決めれば、選ぶタイプはほとんど絞られます。
強さの数字を見るのは、そのあとで構いません。
日中用と就寝用の区分、身長とヒップで決まるサイズ表記、洗濯による伸縮の劣化まで押さえておけば、履かなくなる一着を買う確率は下がります。ぜひ本記事のタイプ別比較表とサイズの読み方を参考に、自分の着用時間と覆いたい範囲に合う一着を選んでください。



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