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靴べらのいらない靴とは?履きやすい構造の見分け方

靴べらのいらない靴とは?履きやすい構造の見分け方

検索窓に「靴べらのいらない靴」と入れると、サイドゴアブーツや面ファスナーのスニーカーが並びます。

共通しているのは靴べら側の工夫ではなく、履き口が大きく開くか、かかとの芯が足の当たりで逃げるかという靴側の構造です。

ここには公的な規格も共通の表示ルールもなく、商品ページで確かめられるのは留め具の種類とアッパー素材の欄だけです。

そのため「スリッポン」と書かれていても、かかとの芯が硬い革靴なら靴べらなしでは足が入りません。本記事では、留め具表記の読み方・かかとの芯の硬さの確かめ方・指で押し込んで履き続けたときに靴が壊れる場所を解説します。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

「靴べらのいらない靴」は靴べらの性能ではなく靴側の構造を指します

靴べらを使う理由は、かかとの芯を潰さずに足を入れるためです。

革靴やブーツのかかとには月型芯(つきがたしん)という硬い芯が入っていて、ここを指で押し込むと内側に折れて形が崩れます。

靴べらは、その芯の内側に沿わせてかかとを滑り込ませる道具です。

つまり「靴べらのいらない靴」とは、芯が柔らかいか、履き口や甲が大きく開いてかかとが芯に引っかからずに入る靴のことです。

サイズ表記のcmのような共通の基準がある言葉ではないので、商品名にこの言葉が付いていなくても条件を満たす靴はありますし、「脱ぎ履きしやすい」とうたう靴でも靴べらが要る場合があります。

判断材料になるのは、留め具の種類とかかとの硬さという2つだけです。

靴べらなしで履けるかは留め具の表記とかかとの芯で見分けます

商品ページの留め具表記の読み方

通販の仕様欄で「留め具の種類」「クロージャー」と書かれている項目が、開口部の広がり方をそのまま表しています。

留め具の表記開き方靴べらなしで履けるか
面ファスナー(ベルクロ)甲のベルトを全開にできる履き口ごと広がるため入りやすい
サイドジップ側面のファスナーを下まで開ける開ければ入る。閉め忘れると緩む
サイドゴア側面のゴムが横に伸びる甲は通るが、かかとは芯を越える必要がある
ストレッチ・ニットアッパー甲周りの生地そのものが伸びる芯が柔らかいものなら入る
スリッポン・ローファー開口部の大きさは固定かかとの芯の硬さ次第で分かれる
レースアップ(紐)紐をゆるめれば大きく開くゆるめれば入るが、毎回結び直す手間がかかる

かかとの芯は指で押して確かめる

仕様欄に芯の硬さは書かれていません。

店頭なら、かかとの外側を親指と人差し指で挟んで横から押してみてください。

ぐにゃりとへこんで手を離すと戻る程度なら、足の当たりで芯が逃げるので靴べらなしでも入ります。

力を入れてもほとんど動かないなら、靴べらを前提にした作りです。

通販で買う場合は、同じモデルの別サイズを店頭で触るか、返品の条件を先に確認しておくのが現実的な手です。

靴べらなしで履く姿勢から逆算すると、買う一足が決まります

決め方の順序は、履く姿勢、手が使えるか、靴を何年使いたいかの3点です。

立ったまま手を使わずに履きたいなら、面ファスナーかサイドジップで開口が大きく、かかとの芯が押して動くものを選びます。

玄関で腰掛けられるなら、スリッポンやローファーも候補に入りますが、その場合は靴べらの併用が前提です。

革靴を何年も履くつもりなら、芯が硬い靴を選んで靴べらを置くほうが結果的に長持ちします。

芯が柔らかい靴は履きやすさと引き換えに、かかとを支える力が弱いという性質があります。

腰や膝が曲げにくくて足元の作業そのものがつらい場合は、靴下を履く動作から道具で補う方法もあります。

ソックスエイドの使い方と選び方で解説しています。

痛みが続くようなら、道具で無理に続ける前に医療機関へ相談してください。

なお、あとからインソールを入れると足入れが一段きつくなり、靴べらなしで履けていた靴が入らなくなることがあります。厚みと形の選び分けはインソールの選び方で解説しています。

同じ「スリッポン」表記でも靴べらが要るものと要らないものがあります

表記が同じでも履きやすさが揃わないのは、留め具の名前が開口部の形だけを表していて、芯の硬さや裏地のすべりを含まないからです。

スニーカーのスリッポンは芯が布や薄い樹脂で、指で押せば動きます。

同じ表記の革のローファーは、月型芯に革を重ねて硬く仕上げてあるものが多く、足を押し込むと履き口が広がって戻らなくなります。

ここで「メーカー次第」と止めずに、確認の順番を決めておくと迷いません。

まず留め具の表記で開口部の広さを絞り、次にアッパー素材の欄で革か布かを見ます。

革やスエードと書かれていたら芯も硬い可能性が高いので、靴べら前提と考えておきます。

最後に、かかとを押せる状況なら押して確かめます。

この3段階で判断すれば、商品名の「らくらく」「脱ぎ履き簡単」という文言に頼らずに済みます。

靴べらを使わず指で押し込むと、靴の内側が先に壊れます

芯が硬い靴に無理やり足を入れると、最初に変形するのはかかとの上端です。

芯が内側へ折れると、かかとの丸みが崩れて足が浮きやすくなります。

次に痛むのが履き口の裏地で、足が擦れる位置だけ毛羽立ち、やがて破れて芯の縁が露出します。

ここまで進むと修理は部分的な貼り替えでは済みません。

かかとが浮く靴を履き続けると、歩くたびに足が靴の中で前後に滑ります。

その結果、靴下のかかとだけが早く薄くなるという形で表に出ることもあります。

さらに、脱ぎ履きの回数が増えるほど靴の中は汗で湿ります。

においの元は汗そのものではなく、皮膚の常在菌が汗や皮脂、角質を分解するときに出る物質です。

乾かす手順を含めた対処は靴の消臭の方法で解説しています。

靴べらを併用するなら長さは履く姿勢で選びます

持ち歩くなら携帯タイプか折りたたみ

コロンブスが公表している寸法では、携帯用のモデルは約7.7〜15.5cmの範囲に収まります。

最も小さいポケットシューホーンは約7.7cmの真鍮製で、鍵束に付く大きさです。

折りたたみのメタルシューホーンCは使用時約14.7cm、収納時約8.8cmと2つの長さがあり、鞄に入れる前提ならこの収納時の寸法で判断します。

いずれもかがむか腰を落として履く長さです。

玄関に据えるならロングタイプ

立ったまま履きたい場合は、同社の公表値で約49.5〜70cmのロングタイプが該当します。

スタンド付きのモデルには長さ65cmでヘラ部分がアルミ製、スタンドが幅×奥行×高さ80×80×660mmのキューブ型という構成のものがあり、材質はABS樹脂とスチール、床に接する面はEVAです。

持ち手がフック型で引っ掛け収納もできます。

手持ちのミドルタイプは約18〜44cmで、腰をかがめる程度で履ける長さです。

素材や作りの違いは靴べらのブランドの選び方で解説しています。

よくある質問

サイドゴアブーツは靴べらなしで履けますか

側面のゴムが横に伸びるので甲までは通りますが、かかとは芯を越えて入れる必要があります。

芯が硬いモデルでは、かかとのループを引き上げても入りきらず、指で押し込む形になりがちです。

ゴムの伸びと芯の硬さは別の話なので、かかとを押して硬さを確かめてから判断してください。

スニーカーに靴べらは必要ですか

かかとの芯が布や薄い樹脂のものは指で押せば動くため、靴べらなしでも入ります。

ただし紐をほどかずに毎回押し込むと、履き口の裏地が擦れて先に破れます。

紐をゆるめる手間を省きたいなら、携帯タイプを1本持っておくと裏地の傷みを抑えられます。

「靴べらのいらない靴」と書かれていれば必ず履けますか

この表記に共通の基準はなく、メーカーが自社の基準で書いているものです。

甲の高さや厚手の靴下を履くかどうかでも足入れは変わります。

通販で買うときは、留め具の表記とアッパー素材を見たうえで、サイズ交換や返品の条件を先に確認しておくと失敗が減ります。

まとめ

「靴べらのいらない靴」を分けているのは、留め具の表記で決まる開口部の広さと、仕様欄には書かれないかかとの芯の硬さです。

面ファスナーやサイドジップなら開口ごと広がり、スリッポンやローファーは芯の硬さで結果が変わります。

芯が硬い靴を押し込んで履くと、かかとの形と履き口の裏地から先に傷みます。

立ったまま履きたいのか、腰掛けられるのか、靴を何年使いたいのかを先に決めれば、靴べらが要る靴を選ぶという判断も取れます。ぜひ本記事の留め具表記の表と、かかとを指で押して硬さを確かめる手順を参考に、自分の履き方に合う一足を選んでください。

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