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靴べらの使い方|かかとを潰さない正しい履き方の手順

靴べらの使い方|かかとを潰さない正しい履き方の手順

靴べらは足を入れる前にかかと側へ差し込んでおく道具で、コロンブスの公式カタログには約7.7cmの携帯用から約70cmのロングまで30モデルが並びます。長さがこれだけ分かれているのは、かがんで履くのか立ったまま履くのかで、ヘラを当てる角度が変わるためです。

指でかかとを押し込んで履くと、履き口のふちが内側に折れ込みます。

これを毎日続けると、かかとを支えている芯がつぶれ、靴が脱げやすくなっていきます。

靴べらの使い方は、そもそもこの一点を避けるためのものです。

本記事では、差し込む位置と足を入れる順番・芯をつぶす履き方で起きること・本革と真鍮で分かれる拭き方まで解説します。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

靴べらの使い方は、足を入れる前に差し込むところから始まります

靴べらは、足をかかとまで入れてから差し込む道具ではありません。

先に靴の中へ入れて、かかとが滑って通る面を作るのが本来の順番です。

手順にすると次のようになります。

  • 靴ひもやベルト、ジッパーを緩めて履き口を広げる(締まったままではヘラを入れる隙間ができません)
  • ヘラの先を履き口から入れ、靴のかかとの内側の面に沿わせる(内張りと足の間に通路ができます)
  • つま先を靴の奥まで送り、それから体重をかかとへ移す(つま先が余っているとかかとが入りきりません)
  • かかとが底に着いたのを確かめてからヘラを抜く(先に抜くと、履き口を足で踏む形になります)

ヘラを当てるのはかかとの真後ろ

ヘラが土踏まず側や外側にずれていると、足は通路ではなく内張りの上を直接こすって入ります。

かかとの真後ろ、縫い目の中心あたりに当てると、足の丸みとヘラの反りが合って抵抗が小さくなります。

入り口で引っかかる感じがあるときは、力を足すのではなくヘラの位置を数ミリずらしてください。

抜くのは足が沈みきってから

かかとが底に着く前にヘラを引くと、残った段差を足で乗り越えることになり、結局かかとを押し込んだのと同じ力が履き口にかかります。抜くときも、引き抜くより靴の内側の面に沿わせて滑らせるほうが、内張りを傷めずに済みます。

靴べらを使わない履き方で、かかとの芯から傷みます

かかとの後ろには、形を保つための芯が入っています。

指で押し込む履き方は、この芯を外側から毎回折り曲げる動作です。

芯がへたると履き口のふちが内側に倒れ、見た目が崩れるだけでなく、かかとが浮いて靴の中で足が前後に滑るようになります。

足が滑れば、当たる場所も決まってきます。

靴下のかかとだけが薄くなったり穴があいたりするのは、足そのものより靴側のかかとが原因になっていることがあります。

革の表面には爪の跡や指の脂が残り、内張りは足の甲側だけが先に擦れていきます。

なお、かかとの芯がやわらかい靴や履き口が大きく開く靴は、そもそも靴べらなしで足が入る作りです。

自分の靴がどちらなのかを見分けたい場合は、靴べらのいらない靴の構造で解説しています。

履き口の設計の話であって、靴べらの性能の話ではありません。

靴べらの使い方でよくある失敗と、その場でできる直し方

履き口を緩めないまま差し込む

ひもを結んだまま、ベルトを留めたままヘラを入れると、隙間が足りず先端が斜めに入ります。

斜めのまま足を押し込むと、ヘラの角が一点で内張りに当たります。

ひもは足首の2段分をほどく、ベルトは一段緩める、それだけで入り口の広さが変わります。

短い携帯用で立ったまま履こうとする

約7.7〜15.5cmの携帯タイプは、かがむか腰を落として使う長さです。

立ったまま届かせようとすると手首だけで角度を作ることになり、ヘラが横に倒れます。

外出先では、椅子に腰かけるか壁に手を添えて、上体を低くしてから差し込んでください。

ヘラをてこのように使ってこじる

入りにくいときにヘラを起こして履き口を押し広げる動作は、芯とヘラの両方に負担をかけます。

金属製なら折れませんが、そのぶん力は靴側に逃げます。

入らない原因はたいてい、つま先が奥まで届いていないことか、靴下の生地がかかとでたわんでいることです。

いったん足を抜いて、靴下のしわを伸ばしてからやり直したほうが早いです。

片足だけ靴べらを使う

利き手側だけヘラを使って、反対は指で押し込む履き方をすると、左右で履き口のへたり方が変わります。左右で脱げやすさが違うと感じるときは、履き方の癖を疑ってみてください。

靴べらの長さ別の使い分けと、代用品でどこが変わるか

コロンブスの公表寸法を並べると、長さは用途ごとに大きく4つに分かれます。

約7.7〜15.5cmの携帯タイプにはポケットシューホーン(約7.7cm・真鍮製)やスマートシューホーン ロング(約15.5cm)があり、鞄や鍵束に付けて持ち歩く前提の寸法です。

折りたたみのメタルシューホーンCは使用時約14.7cm、収納時約8.8cmと2つの長さを持ちます。

玄関に置くなら、約18〜44cmの手持ち・ミドルタイプが腰をかがめる程度で使えます。

約49.5〜70cmのロングタイプは立ったまま履ける長さで、スタンド付きの例では長さ65cm、ヘラがアルミ製、スタンドは幅×奥行×高さ80×80×660mmのキューブ型(ABS樹脂とスチール、床設置面はEVA)という仕様の製品があります。

持ち手がフック型なら、壁に引っ掛ける収納も選べます。

手元に靴べらがないときの代用は、縁に角が立っていないもの、押しても割れないものという条件を満たすかどうかで安全性が変わります。

使えるものと避けたいものの線引きは靴べらの代用になるものと注意点で解説しています。

かがむ姿勢そのものがつらい場合は、靴べらではなくソックスエイドの使い方で扱っている道具のほうが目的に合います。

靴べらの素材別に、拭き方と水気の扱いが変わります

本革を巻いた靴べら

国産牛革やブッテーロなどの革を使ったモデルは、水洗いしないのが前提です。

使ったあとは乾いた柔らかい布で表面をひと拭きし、雨や汗で濡れた日はその日のうちに水気を押さえて、風の通る場所で陰干しにしてください。

ドライヤーやストーブで急いで乾かすと、革が縮んで硬くなります。

革用のクリームを使う場合は、量を少なめにして薄く広げるほうが、べたつきが残りません。

真鍮・アルミ・スタンド部分

真鍮は手の脂や汗が残ると黒ずみが出ます。

使うたびに乾いた布で拭き取っておくと、変色の進み方が変わります。

金属みがきが使えるかどうかは表面の仕上げ次第なので、製品の表示を確認してから試してください。

アルミのヘラやABS樹脂・スチールのスタンドは、汚れたら固く絞った布で拭いて、そのあと乾いた布で水気を残さないようにします。

床に接するEVAの面はほこりを巻き込みやすいので、玄関の掃除のついでに拭いておくと滑りにくさが保てます。

素材ごとの違いをもう一段詳しく比べたい場合は、靴べらのブランドと素材の違いで解説しています。

靴べらを使うタイミングと、点検しておきたい箇所

靴べらを使うのは、履くたびに毎回です。

週末だけ、革靴だけと決める理由はありません。

スニーカーでも、かかとを指で押し込む履き方をしていれば履き口は同じように倒れます。

外出先で脱ぐ機会があるなら、携帯タイプを1本持っておくと、押し込んで履く場面をなくせます。

点検は、拭くついでに3か所を見れば足ります。

見るのは、ヘラの先端の縁に欠けやめくれがないか、革巻きの縫い目がほつれていないか、スタンド付きなら台座がぐらついていないかの3点です。

縁が欠けたヘラは、靴の内張りを削る側にまわります。

欠けを見つけたら、削って整えるよりは使うのをやめたほうが安全です。

脱いだあとのケアは、靴べらとは別の話になります。

汗そのものはほとんど無臭で、皮膚の常在菌が汗や皮脂・角質を分解するときに出る物質がにおいの元です。

湿気を取る乾燥剤と、においを減らす消臭剤は役割が違うので、同じものとして考えないでください。

靴・靴下・足の3方向からの見直し方は足の臭い対策の基本で解説しています。

よくある質問

靴べらは左右どちらの足から使うものですか

順番の決まりはありません。

大事なのは両足に使うことで、片足だけヘラを使う癖があると、左右で履き口のへたり方に差が出ます。

利き手で持ち替えるのが面倒なときは、履き口を広げてからヘラを差し込む動作だけを両足で同じにしてください。

携帯用の短い靴べらでも立ったまま履けますか

約7.7〜15.5cmの携帯タイプは、かがむか腰を落として使う長さです。

立ったまま届かせようとすると角度が作れず、ヘラが横に倒れて内張りに角が当たります。

立ったまま履きたいなら、約49.5〜70cmのロングタイプが用途に合います。

靴べらを使えば、どんな靴でも履きやすくなりますか

履きやすさは靴側の構造にも左右されます。

かかとの芯が硬く、履き口が開きにくい靴ほど靴べらの出番は増えますが、逆に芯がやわらかい靴や履き口が大きく開く靴は、もともと足が入りやすい作りです。

ヘラを入れても抵抗が強い場合は、サイズや足の甲の高さが合っていない可能性もあります。

痛みが続くときは自己判断で無理に履き続けず、医療機関に相談してください。

靴べらは靴に入れたまま保管してもいいですか

ヘラを差したままにすると、かかとの内張りが一点で押され続けます。

使い終わったら抜いて、スタンドに立てるかフックに掛けて保管してください。

玄関の湿気がこもる場所に置くと、革巻きの部分にカビが出たり、真鍮に変色が出たりすることがあります。

まとめ

靴べらの使い方でずれやすいのは、差し込むタイミングと当てる位置です。

履き口を緩めてから先にヘラを入れ、かかとの真後ろに沿わせて、足が底に着いてから抜きます。

この順番を守るだけで、かかとの芯がつぶれて靴が脱げやすくなる流れを止められます。

選ぶ長さは、履く場所で決まります。

外出先で使うなら約7.7〜15.5cmの携帯タイプ、玄関で立ったまま履くなら約49.5〜70cmのロングタイプが用途に合います。

手入れは、本革なら乾拭きと陰干し、真鍮なら汗を残さない乾拭きが基本です。

ぜひ本記事の手順と長さ別の使い分け、素材ごとの拭き方を参考に、手持ちの靴べらの使い方を見直してみてください。

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