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疲れないインソールの選び方|立ち仕事で効く3つの条件

疲れないインソールの選び方|立ち仕事で効く3つの条件

立ち仕事のあとに足裏だけが張っているとき、売り場でまず目に入るのは「衝撃吸収」と書かれた厚手のインソールです。

ただ、シダスのクッション3Dのようにつま先の厚みが4.0mmと公表されている製品を、今の靴に純正インソールを抜かずに重ねると、甲が当たって窮屈になります。

疲れにくさを求めるときに先に決まるのは、クッションの柔らかさよりも、靴の中に残っている高さと土踏まずの当たり方です。

本記事では、厚みとアーチの見方・EVAとポリウレタンとジェルの違い・サイズのレンジ表記とカットの手順・交換のサインを解説します。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

疲れないインソールを探すなら、足より先に靴の中を見る

今履いている靴から純正のインソールを取り出して、手に持ってみてください。

そこに入れ替えるのか、それとも上に足すのかで、選べる厚みが変わります。

シダスのクッション3Dはつま先の厚みを4.0mmと公表していて、純正を残したまま重ねればその分だけ足の甲が上へ押し上げられます。

甲が当たる靴では歩くたびに足が前へ逃げるので、指の付け根に荷重が集まり、足裏の張りがかえって強くなることがあります。

次に見るのは、土踏まずの盛り上がりが自分の足のどこに当たるかです。

立体成形のインソールは土踏まず側に形を持たせてありますが、その山の位置が自分のアーチより前や後ろにずれていると、支えるどころか一点で押される感覚になります。

売り場で手に取れるなら、指で山の頂点を確かめてから靴に入れるのが確実です。

高さの合わせ方については土踏まずのインソールの高さの基準で解説しています。

三つめの軸は使う場面です。

立ち仕事は同じ姿勢のまま荷重がかかり続ける状態で、歩行や運動は着地の衝撃が繰り返される状態です。

前者は足を支える形、後者は衝撃を受ける素材が主役になるため、同じ「疲れにくさ」という言葉でも求める作りは別になります。

インソールの素材で変わるのは、支える硬さと沈み込み方

素材名は仕様欄に必ず書かれていますが、それぞれ担っている役割が違います。ひとつの製品に複数が組み合わされているのが普通なので、どこに何が使われているかを見ると、その製品が何をねらっているのかが分かります。

EVA

発泡樹脂で、軽いのが特徴です。

インソールではシェル、つまり土台の部分に使われます。

クッションというより形を保つ役なので、EVAのシェルを持つ製品は、足の位置を決めたいという設計だと読めます。

ポリウレタン

クッション性を担う素材です。

ソルボの製品では、ポリウレタン樹脂に衝撃吸収素材のソルボセインを組み合わせた構成が採られています。

沈み込みで受け止めるタイプなので、着地の衝撃が気になる使い方と相性があります。

ジェル

衝撃吸収のパッドとして、かかとや前足部に部分的に入ります。

全面がジェルということはあまりなく、荷重が集まる場所だけを狙って配置されているものです。

クッション3Dも、EVAのシェルにジェルパッドを組み合わせた構成になっています。

形状はフラットかハーフかで、置き換えるものが変わる

ソルボ公式の分類では、全長にわたって平らに近いフラットと、前足部だけまたはかかとだけを覆うハーフに分かれます。

フラットは純正インソールと入れ替えて使う前提の形で、靴の中の高さをまるごと設計し直せます。

ハーフは純正の上に足す使い方ができるため、甲に余裕がない靴でも導入しやすい反面、支える範囲は当てた場所だけに限られます。

革靴のように中の容積が決まっている靴では、この選択がそのまま履けるかどうかを決めます。厚みとサイズの兼ね合いは革靴のインソールの厚みとサイズの合わせ方で解説しています。

タイプ別|どの条件の人にどのインソールが合うか

タイプ構造向いている人/向かない人
全長の立体成形タイプEVAのシェルで土踏まず側に形を持たせ、かかとや前足部にジェルやポリウレタンのパッドを組み合わせる純正インソールを抜いて入れ替えられる靴を持っている人に向きます。純正が接着されていて外せない靴には入れられません
全長のフラットタイプ全長にわたって平らに近く、厚みの変化が小さい今の履き心地を大きく変えずに底の当たりだけ和らげたい人に向きます。土踏まずを支えたい人には物足りません
前足部のハーフタイプ指の付け根から前だけを覆う甲に余裕がなく全長を足せない靴で、前足部の当たりを和らげたい人に向きます。かかと側の衝撃には関与しません
かかとのハーフタイプかかとだけを覆う着地のたびにかかとへ衝撃が来る使い方の人に向きます。かかとだけ持ち上がるので、傾きが気になる人には合いません
厚みのあるクッション重視タイプジェルやポリウレタンで沈み込みを大きく取る靴の中に高さの余裕がある人に向きます。ジャストサイズの靴では甲が当たります

目的から逆に辿る選び方はインソールの目的別の見分け方で解説しています。表のどの行にも当てはまらないと感じたら、靴を変えるほうが早い場合もあります。

「厚ければ疲れにくい」でインソールを選ぶと外れやすい

柔らかく厚いものを入れれば楽になる、という方向で選ぶと、かかとが靴の中で浮いて前後に滑ることがあります。

滑れば足は靴の内側と擦れ、指の付け根や小指の側に当たりが出ます。

沈み込みが大きいほど足首が安定しにくくなるという関係もあるため、長時間立つ用途では、柔らかさよりも形が崩れないことを優先したほうが読みが当たります。

もうひとつ外れやすいのが、他社のサイズ表をそのまま当てはめる選び方です。

サイズはメーカーごとに刻みも記号も違い、同じLでも対応する足長の範囲が別です。

かさ上げを目的とした製品も同じ棚に並びますが、こちらは歩きやすさとの兼ね合いが別の問題になるので、厚底インソールの高さの目安と注意点で解説している内容を先に確認してください。

なお、インソールは足の形を整えることをねらった製品であって、痛みや変形を治すものではありません。歩くと痛む、片側だけ強く疲れるといった症状があるときは、気になる場合は医療機関に相談してください。

インソールのサイズはレンジ表記で選び、カットの可否を確認する

サイズは靴下と同じように幅のある表記になっています。

シダスのクッション3Dは、XS(22.0〜23.0)/S(23.5〜24.5)/M(25.0〜26.5)/L(27.0〜28.0)/XL(28.5〜29.5)という刻みです。

一方でザムストのFootcraft STANDARDは、S(21.0〜22.5cm)/M(23.0〜24.5cm)/L(25.0〜26.5cm)/LL(27.0〜28.5cm)/3L(29.0〜30.5cm)と、区切りも記号も違います。

同じ足長でも選ぶ記号が変わるため、必ずその製品のサイズ表を見てください。

レンジの中で余る分をカットして合わせる製品もあります。

ザムストのFootcraft STANDARDが公表している手順は、シューズに入っているインソールを取り出し、それを本製品の上にかかとを合わせて重ね、つま先をマーキングしてから、その線に沿って余分をカットし、シューズに入れるという流れです。

純正インソールを型紙として使うところがポイントで、目分量で切ると左右が揃いません。

ただし、すべての製品がカットできるわけではありません。

立体成形のものは形が決まっているため切れない場合があり、カット可否は製品ごとの表示で確認してください。

大きいまま入れると、つま先で突き当たってインソールが波打ち、その山が足裏に当たります。

小さすぎれば前に隙間ができて、歩くうちにずれます。

手入れと交換の目安|インソールがへたったサイン

洗えるかどうかも、どれくらい使えるかも、製品によって違います。

水洗いできるものと拭き取りだけのものがあるので、手入れの方法は製品ごとの表示に従ってください。

共通して言えるのは、靴に入れたままにすると湿気が抜けにくいという点です。

足のにおいは汗そのものではなく、皮膚の常在菌が汗や皮脂・角質を分解するときに生じる物質が元になるため、湿ったまま閉じておくのは条件としては好ましくありません。

帰宅後に靴から出して陰干しするだけでも、乾く時間は短くなります。

交換を考える目安になるのは、かかとのくぼみが踏んだ形のまま戻らなくなったとき、表面の生地が破れて足裏に段差が当たるようになったとき、そして土踏まず側の盛り上がりが潰れて平らに近づいたときです。

立体成形のものは支える形が命なので、山が低くなった時点で役割が終わっています。

においが取れなくなった靴の側の対処は足の臭い対策の見直し方で解説しています。

よくある質問

靴の純正インソールは抜いたほうがいいですか

全長タイプを使うなら、抜いて入れ替えるのが基本の使い方です。

重ねると靴の中の高さがその分だけ減り、甲が当たります。

ハーフタイプは純正の上に足す前提で作られているものがあるので、製品の表示を確認してください。

立ち仕事と歩く用途で、選び方は変わりますか

変わります。

ほぼ同じ姿勢で荷重が続く立ち仕事では、沈み込みよりも形が崩れないことが利いてきます。

着地を繰り返す歩行や運動では、ポリウレタンやジェルで衝撃を受ける構成が候補に入ります。

幅広の足でも入るインソールはありますか

幅への対応を公表している製品があります。

シダスのクッション3Dは4E幅広対応とされています。

ただし、インソールが入っても靴の幅が足りなければ当たりは残るので、靴側の幅もあわせて見てください。

インソールを入れれば疲れなくなりますか

疲れにくく感じる人はいますが、感じ方は靴・歩く距離・体重・立っている時間で変わります。

疲れが出なくなると言い切れる製品ではありません。

合わない場合は、インソールより靴のサイズや形が原因になっていることもあります。

左右で足の状態が違うときはどうしますか

市販のインソールは左右同じ形で売られているため、片側だけの状態に合わせる作りにはなっていません。左右差が気になる場合は、まず両足に同じものを入れて様子を見て、痛みがあるときは医療機関に相談してください。

まとめ

疲れにくさを基準にインソールを選ぶなら、靴の中に残っている高さを測って入れ替えるのか足すのかを決め、そのうえで土踏まずの山の位置が自分の足と合うかを確かめる、という順番になります。

素材はEVAが形を保ち、ポリウレタンとジェルが衝撃を受けるという役割分担で読み解けます。

柔らかさを求めて厚みを足すと、かかとが浮いて別の当たりが出ることもあります。

サイズはメーカーごとに刻みが違い、カットできるかどうかも製品ごとに異なります。ぜひ本記事のタイプ別の適合表と、純正インソールを型紙にするカット手順を参考に、自分の靴と用途に合う一枚を絞り込んでください。

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