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着圧タイプのスポーツソックス|運動中と回復時の使い分け

着圧タイプのスポーツソックス|運動中と回復時の使い分け

スポーツ売り場の着圧ソックスには、mmHg(水銀柱ミリメートル)の数値が書かれているものと、「段階圧設計」とだけ書かれているものが並びます。

mmHgは足首にかかる圧を基準にした数値で、大きいほど強い設計です。

ただし、どの部位で測った値かはメーカーによって違います。

そのため、数字の大小だけで比べると、走っている途中で締めつけが気になったり、逆に支えを感じないまま終わったりします。競技中に履くのか、移動や練習後に履くのかでも、必要な丈と厚みは変わってきます。

本記事では、mmHgと段階圧の読み方・競技別の丈と厚みの選び分け・22-24cmというレンジ表記の見方を解説します。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スポーツ用の着圧ソックスは、mmHgの数字より段階圧の設計を先に確認する

着圧ソックスの圧はふくらはぎ全体に均一にかかるものではありません。

足首をもっとも強く締め、上にいくほど圧を弱めるつくりを段階圧と呼び、競技用として売られている製品の多くがこの考え方をとっています。

同じ「20mmHg」と書かれた2製品でも、測定した部位が足首なのかふくらはぎの最も太い部分なのかで、履いたときの印象は一致しません。

数値が書かれていない製品の見分け方

mmHgを明記せず、「段階圧設計」「テーピング設計」といった説明だけの製品も少なくありません。

数値がないから圧が弱い、ということではありません。

判断の手がかりになるのは、サイズ表がどこまで細かいかです。

足長のレンジだけで3サイズしかない製品と、ふくらはぎ周りまで指定している製品では、圧の再現性に対する設計の考え方が違います。

一般向けの製品と弾性ストッキングは目的が違う

スポーツ用の着圧ソックスと、医療機関で用いられる弾性ストッキングは、目的も設計も別のものです。

前者を医療用として扱わないでください。

脚に痛みや変色がある場合、また持病がある場合は、強い圧の製品を自分の判断で選ばず、医療機関に相談してください。

着圧という仕組みで何ができて何ができないのかは、着圧ソックスの効果とむくみ対策の限界で解説しています。

丈が決めるのは、ふくらはぎを支える範囲

段階圧は、ふくらはぎまで覆って初めて成立する設計です。

ハイソックス丈やクルー丈なら足首からふくらはぎにかけて圧の勾配をつけられますが、くるぶし丈やショート丈では足首周りとアーチの支えが中心になり、ふくらはぎには何もかかりません。

ふくらはぎの張りが気になって着圧を探しているなら、選べる丈は膝下までのものに限られます。

一方で、競技のルールやユニフォームで丈が決まっているなら、そちらが先です。丈と機能が競技ごとにどう変わるかは、スポーツソックスの競技別の選び方で解説しています。

競技ごとに変わる着圧ソックスの使い分け

ランニングや長距離走

同じ動きが長く続く競技では、ふくらはぎまで覆う丈で、足裏は薄手という組み合わせが選びやすいです。

パイル編みの厚手はクッションが増える代わりに靴の中の余裕を食うため、サイズをぎりぎりで合わせたシューズだと甲が窮屈になります。

素材は乾きの速いポリエステル主体、つま先とかかとにナイロンの補強が入っているものが摩擦に強いつくりです。

サッカーやバスケットボールなど切り返しの多い競技

踏み込みと減速を繰り返す競技では、足裏が靴の中で滑らないことが優先されます。

滑り止めの付き方は内側だけ、外側だけ、両面と分かれていて、それぞれ向く場面が違います。

違いはスポーツソックスの滑り止めの違いで解説しています。

サッカーでは、すね当てを挟むために足部と筒部が分かれた設計もあり、セパレート型サッカーソックスと着圧の筒を組み合わせる履き方をする選手もいます。

移動時間と練習後

試合会場までの移動や、練習後にリラックスして履く用途なら、競技中ほどの薄さは要りません。

この場面では丈と締めつけの許容度が変わり、就寝時用として売られている弱めの圧の製品が選択肢に入ります。

競技用の強い圧の製品をそのまま寝るときに使うのは避けてください。

着圧ソックスのタイプ別|向いている人と向かない人

タイプ構造の特徴向いている人向かない人
ハイソックス丈・段階圧足首からふくらはぎまで圧の勾配をつける長距離やランニングでふくらはぎの張りが気になる人丈が規定で決まっている競技に使いたい人
ショート丈・アーチサポート土踏まずを編みで締め、足首周りを支える靴の中の余裕が少なく、丈を出したくない人ふくらはぎまで支えたい人
薄手・滑り止め付き足裏に樹脂を配置して靴の中での滑りを抑える切り返しや踏み込みが多い球技をする人クッションの厚みを求める人
5本指タイプ指が5本すべて分かれ、指同士が触れない指の間の蒸れが気になる人指又の縫い代が当たるのが苦手な人
厚手パイルの着圧パイル編みでクッションと吸汗を増やす着地の衝撃を和らげたい人シューズをジャストで合わせている人

複数のタイプに当てはまる場合は、競技中に履くものと、それ以外の時間に履くものを分けたほうが選びやすくなります。1足で全部をこなす設計にはなっていません。

失敗しやすい着圧ソックスの買い方

もっとも多いのは、強い圧を選べば良いと考えて、いちばん数値の大きい製品を1足だけ買うやり方です。

圧の感じ方は体格・着用時間・靴の中の温度で変わり、きつすぎると履き口が食い込んで跡が深く残ります。

競技中に集中を削られるくらいなら、弱めの圧で長く履けるほうが実用的です。

もう一点、厚手のパイル編みを選んでシューズが窮屈になるケースがあります。

着圧ソックスは伸縮のために編み地が密になっているものが多く、同じ「薄手」表記でも普通の靴下より甲側の厚みが出ることがあります。

5本指タイプに切り替える場合も、指又に布が入るぶん前足部の容積が変わります。

この形の向き不向きは5本指ソックスの効果とデメリットで解説しています。

サイズ表記は足長だけでは決められない

靴下のサイズは22-24cmのようなレンジ表記が一般的で、靴のサイズと1対1では対応しません。

同じ表記でもメーカーによって実寸が違います。

とくに着圧ソックスでは、足長が合っていてもふくらはぎ周りが合わないと設計どおりの勾配になりません。

ふくらはぎ周りの寸法を併記している製品なら、メジャーでいちばん太い部分を測ってから選んでください。

合っていないと何が起きるかも、はっきりしています。

小さすぎれば履き口が食い込み、かかとの位置がずれて土踏まずのサポート部分が本来と違う場所に当たります。

大きすぎれば足首の圧が抜け、走っている間にずり落ちます。

ジュニア用は成長で1シーズンごとにサイズが変わるため、ジュニア用ソックスのサイズと丈の目安で解説している考え方を先に確認しておくと選び直しが減ります。

洗濯と乾燥で着圧は落ちる|買い替えの目安

伸縮性を出しているのはポリウレタンで、この繊維は熱と経年で劣化します。

乾燥機の高温や、直射日光での長時間の乾燥は履き口のゴムをゆるめる原因です。

洗濯ネットに入れて、陰干しにするのが基本になります。

柔軟剤を多用すると繊維の滑りが変わり、滑り止めの樹脂に汚れが残ることもあります。

抗菌・防臭・消臭といった加工も、洗濯の回数を重ねると効き方が弱まります。

抗菌は菌の増殖を抑えることをねらった加工、防臭はにおいの発生を抑えるもの、消臭はすでに出たにおいを減らすもので、それぞれ別の目的です。

どれも足のにおいをゼロにする加工ではありません。

足のにおいは汗そのものではなく、皮膚の常在菌が汗や皮脂・角質を分解するときに生じる物質が元になります。

買い替えの目安は、履き口を軽く引いて離したときに元へ戻らなくなったときと、足首の締め感が最初と比べて明らかに薄れたときです。生地に穴があいていなくても、圧が落ちた着圧ソックスは普通の靴下と変わりません。

よくある質問

競技中と就寝時で同じ着圧ソックスを使えますか

兼用は避けてください。

競技用は動きの中で支えることを想定した圧の設計で、就寝時用はより弱い圧に振っているものが多く、目的が違います。

強い圧の製品を長時間履き続けるのは、体格や体調によって負担になります。

着圧ソックスを履くと脚が細くなりますか

体脂肪が減るわけではありません。

圧がかかっている間は一時的に脚のサイズが変わったように感じる人もいますが、脱げば戻ります。

細くする道具ではなく、履いている間の脚まわりの感じ方を変える製品として考えてください。

mmHgの表記がない製品は避けたほうがいいですか

表記の有無だけで良し悪しは決まりません。

数値が同じでも測定部位が違えば履き心地は変わるため、数値はあくまで目安です。

サイズ展開の細かさと、ふくらはぎ周りの指定があるかどうかを合わせて見てください。

ピラティスやヨガの室内トレーニングにも着圧タイプは向きますか

床で滑らないことが優先される場面では、圧より滑り止めの配置が重要になります。

裸足に近い感覚で足裏を使う運動では、着圧より薄手で滑り止めの付いたものが選ばれます。

付き方の違いはピラティス用靴下の滑り止めの選び方で解説しています。

まとめ

スポーツ用の着圧ソックスを絞り込む順番は、ふくらはぎまで支えたいかどうかで丈を決め、次に競技の動きに合わせて足裏の厚みと滑り止めを決め、最後に足長とふくらはぎ周りでサイズを合わせる流れになります。mmHgの数値は最初に見る条件ではなく、同じ丈・同じ用途の製品を比べるときの目安です。

圧は洗濯と経年で落ちるため、1足を長く使うより、用途を分けて履き替えるほうが設計どおりに使えます。ぜひ本記事のタイプ別の比較表とサイズの確認手順を参考に、競技中用と移動・練習後用を分けて選んでください。

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