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革靴の靴擦れ対策|履き慣らしとスニーカーとの違い

革靴の靴擦れ対策|履き慣らしとスニーカーとの違い

新品の革靴を履いた日、夕方になってかかとの皮がめくれていることがあります。

革靴で靴擦れが出る場所はだいたい決まっていて、かかとの上端、くるぶしの下、親指の付け根、小指の外側の4か所です。

どれも靴の硬い部分と骨が近い場所で、足が靴の中で動くたびに同じ一点をこすります。

スニーカーと違って革靴は甲を紐や金具で押さえる構造なので、かかとが浮きやすく、その往復に靴下がついていけないと生地ごと肌の上を滑ります。

つまり、靴を替える前に靴下側でできることが残っています。

本記事では、革靴で靴擦れが起きる仕組み・その日に選ぶ靴下の条件・裏目に出る仕様・替えの持ち方まで、順に解説します。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

革靴の靴擦れは、かかとが浮いて往復するところから始まります

靴擦れの正体は、皮膚の同じ場所に摩擦が繰り返しかかることです。

革靴のかかとには形を保つための硬い芯が入っていて、履き口の縁もスニーカーのような柔らかいクッションではありません。

歩くたびにかかとがわずかに浮き、その硬い縁が同じ高さを上下すると、皮膚の表面が少しずつ削られます。

当たる位置は歩いても変わらない

厄介なのは、この上下の動きが一日中ほぼ同じ軌道で繰り返されることです。

当たる場所が散らばれば皮膚は耐えられますが、一点に集中すると赤みから水ぶくれへ進みます。

靴下でできるのは、この往復を皮膚に伝えないことと、生地自体がずれないようにすることです。

湿りと圧迫が重なると摩擦が増える

革靴は通気の経路が限られるため、靴の中の温度と湿度が上がります。

汗で湿った生地は肌に張り付き、乾いているときより滑りが悪くなります。

加えて夕方に向かって足の甲や足首が張ってくると、履き口や紐の圧迫が朝より強くなります。

摩擦・湿り・圧迫の3つがそろう午後に痛みが出るのは、そのためです。

革靴に合わせる靴下は、かかとの形と生地の止まり方で選びます

まず見てほしいのは、かかとが立体的に編み分けられているかどうかです。

かかと部分に丸みを付けて編んである靴下は、履いたときにかかとの中心が実際のかかとに合い、歩いても生地が回りません。

安価な筒状の靴下はかかとの位置が決まらないので、歩くうちに生地がねじれ、その皺が当たっている場所をさらにこすります。

サイズはレンジの真ん中に入れる

靴下のサイズ表記は「25〜27」のような幅で書かれていますが、自分の足長が端に近いと、生地が余るか、逆に引っ張られてかかとが下がります。

余った生地は靴の中で折り重なり、引っ張られた生地は履いた直後からかかとが抜けます。

どちらも靴擦れの引き金になるため、レンジの中央に自分の足長が来るものを選んでください。

足裏やかかとに滑り止めのあるタイプ

かかとの内側にシリコンの滑り止めが付いた製品や、足裏を強めに編んで足の前滑りを抑える製品もあります。

足が前に滑らなければ、つま先が革の先端に突き当たる回数が減ります。

自分の足がどの方向に動いているのか分からない場合は、靴擦れしやすい人の特徴で足の形と靴の合わせ方から確かめる方法を解説しています。

革靴で裏目に出る靴下の仕様

革靴に合わせるとかえって靴擦れを増やす組み合わせがあります。

代表が極薄のフットカバーです。

履き口が浅いぶん革靴の外から見えにくい一方、歩いているうちにかかとから脱げ、土踏まずの下で丸まります。

そうなると素足で革靴を履いているのと同じ状態になり、しかも丸まった生地が新しい当たりを作ります。

つま先とかかとの縫い代が厚い靴下も、革靴のように容積の余裕が少ない靴では当たりになります。

縫い目の段差が爪や指の付け根に乗ると、その一点だけ圧が高くなります。

同じ理由で、靴擦れ対策として厚手の靴下を選ぶ判断も、革靴では逆効果になることがあります。

生地が厚くなった分だけ足が押し上げられ、履き口の縁が今までより低い位置に当たるからです。

表面がつるつるした薄手の化繊も、汗を含むと足裏で滑ります。

足が前後に動けば、その分だけ摩擦の回数が増えます。

素材そのものが悪いわけではなく、革靴の中で足を止める力があるかどうかで判断してください。

朝と夕方で足は変わります|替えの靴下を1組持つ

一日履き続けると、靴の中は汗で湿ったままになります。

湿った生地は摩擦が増えるだけでなく、においの面でも条件が悪くなります。

汗そのものはほとんど無臭で、皮膚の常在菌が汗や皮脂、角質を分解するときに出る物質がにおいの元になるため、湿りが長く続く環境ほど不利です。

外回りや出張、結婚式で長時間立つ日は、替えを1組だけ鞄に入れておくと状況が変わります。

昼に履き替えれば、乾いた生地でもう一度スタートできます。

すでに赤くなっている場所があるなら、替えるタイミングで絆創膏やテーピングを足すのが現実的です。

靴を毎日同じ一足で回すと中が乾き切らないので、可能なら一日おきに休ませてください。

靴の中のにおいが気になる段階なら、足の臭い対策の基本で靴下・靴・足のケアをまとめて見直す手順を解説しています。

革靴の靴擦れ対策に向く素材と丈

素材は吸湿と乾きで選ぶ

綿は肌当たりが穏やかですが、汗を含むと重くなり乾きが遅くなります。

メリノウール(羊毛の中でも繊維が細いもの)は水分を含んでも肌面が湿りにくく、一日履く用途では扱いやすい素材です。

化繊混は乾きが早く、編み方で足を締める力を作りやすい一方、表面が滑るものは足の前滑りを招きます。

革靴なら、吸湿する天然繊維に化繊を混ぜてかかとのフィットを出したタイプが無難な選択になります。

丈は履き口より上に出す

革靴の靴擦れでいちばん多いかかと上端の当たりは、靴の履き口の縁が皮膚に直接触れることで起きます。

つまり、靴の縁より上まで生地がある丈なら、縁と皮膚の間に生地を1枚挟めます。

くるぶしが隠れないアンクル丈は、ちょうど縁の高さで生地が終わるため、縁と靴下の端が同じ場所を擦る形になりがちです。

ビジネス用途ならクルー丈以上を基準にして、短い丈はスリッポンなど履き口の低い靴に合わせてください。

できてしまった靴擦れは、こすれを止めてから覆います

すでに赤くなっているときは、靴下を替えるだけでは間に合いません。

摩擦が当たっている場所を物理的に断つのが先で、手段は覆うか滑らせるかの2つです。

傷が浅く皮膚が破れていないなら保護材で覆い、皮がめくれているなら傷口に貼り付かないタイプを選びます。

靴擦れの絆創膏の選び方では湿潤タイプと普通のものの違いを解説しています。

かかとやくるぶしのように面で当たる場所は、絆創膏がめくれやすい位置でもあります。テープで面ごと押さえたい場合は靴擦れのテーピングの手順で貼る位置と剥がれない工夫を解説していますし、まだ皮膚が無傷で「今日これから擦れそう」という段階なら、靴擦れにワセリンの記事で塗る場所と落とし方をまとめています。

なお、痛みが強い、腫れが引かない、傷から液が出続けるといった状態は自己判断で済ませないでください。気になる場合は医療機関に相談してください。

よくある質問

新しい革靴を履く日は、どんな靴下を選べばいいですか

かかとが立体的に編まれていて、靴の履き口より上まで丈があるものを選んでください。

生地は薄すぎず、汗を吸っても肌面が滑りにくいものが向きます。

当たりそうな場所が分かっているなら、履く前に保護材を貼っておくほうが確実です。

靴下を2枚重ねれば革靴の靴擦れは防げますか

足が靴の中で動く量は減りますが、革靴は容積に余裕がないため、2枚分の厚みで甲や指の付け根の圧迫が強くなります。

靴擦れの場所が別に移るだけになることもあります。

重ねるなら極薄の1枚を内側に足す程度にとどめ、履き口の圧が上がらないか確かめてください。

5本指ソックスは革靴に使えますか

指の間の蒸れを抑えたい場合には向きますが、指又の縫い代が厚い製品は革靴のつま先で当たりを作ります。

革靴に合わせるなら、指又が薄く仕上げてある製品を選ぶのが前提です。

つま先に余裕がない靴では、指が広がるぶん窮屈になる場合もあります。

インソールを入れると靴擦れは減りますか

足が靴の中で前後に動いていることが原因なら、土踏まずを支えるタイプで動きが収まる場合があります。

ただし入れた分だけ足の位置が上がるので、履き口の当たりは強くなる方向です。

目的別の見分け方はインソールの選び方で解説しています。

素足でローファーを履きたいときはどうすればいいですか

素足では革が直接皮膚をこするため、かかとの上端が最初に痛くなります。

見せたくない場合は、かかとが深く作られていて滑り止めの付いたカバータイプを選び、脱げないかを歩いて確かめてください。

それでも抜けるなら、当たる位置に保護材を貼るほうが持ちます。

まとめ

革靴の靴擦れは、かかとの硬い芯と皮膚の間で同じ動きが繰り返されることから始まり、午後の湿りと圧迫で痛みに変わります。

靴下側でできるのは、かかとの編み分けとサイズで生地をずらさないこと、履き口より上まで丈を取って縁と皮膚の間に1枚挟むこと、そして湿ったら替えることの3つです。

ぜひ本記事のかかと・サイズ・丈の3つの条件と、避けたい仕様の一覧を参考に、次に長く歩く日の一足を選んでください。

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