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靴下の穴の補修のやり方|縫い方とダーニングの手順

靴下の穴の補修のやり方|縫い方とダーニングの手順

かかとに直径1cmほどの穴があいた靴下は、穴の縁を寄せて縫い合わせると、そこが硬い塊になって足裏に当たります。補修でいちばん大事なのは、穴を閉じないことです。

穴の外側5mmほどを囲うように糸をかけ、縦糸と横糸を交差させて面でふさぐダーニングなら、生地の厚みと伸びをあまり変えずに直せます。穴の縁は放っておくと編み目が次々にほつれていくため、小さいうちに手を付けたほうが作業も軽くなります。

本記事では、ダーニングの手順・縫い縮めたときに起きること・失敗したあとの立て直し方・ウールと綿化繊で分かれる洗い方まで、順に解説します。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

靴下の穴あき補修は、穴を閉じずに糸で面をふさぐ

ダーニングは、穴の上に糸で小さな布を編み足す直し方です。

穴のまわりの元気な生地を土台にして、縦糸を何本も渡し、そこへ横糸を交互にくぐらせます。

ミシンも専用の機械もいりません。

糸をかける前の下準備

穴の縁から浮いているほつれ糸は、根元から1〜2mmだけ残して切り落とします。

長く残すと縫っている間に糸が絡み、引かれた縁がさらに広がるためです。

そのうえで靴下の内側から丸いものを当て、穴のある面を軽く張った状態にします。

生地がたわんだまま縫うと、足を入れたときだけ補修部分が突っ張ります。

縦糸を渡してから横糸を通す

  • 針を刺すのは、穴の外側5mmほどの傷んでいない生地です。弱った縁に糸をかけると、そこから裂けます。
  • 穴をまたいで縦方向に糸を渡し、2〜3mm間隔で往復させます。穴より一回り大きい四角を意識すると、体重が周囲の生地に散ります。
  • 渡した縦糸に、横糸を1本ずつ交互にくぐらせます。上・下・上と拾う順を段ごとにずらすと目が詰まり、足指が突き抜けません。
  • 糸は引き締めず、渡した縦糸がわずかに緩む程度で止めます。ここを締めると、補修部分だけ伸びない硬い面になります。

糸の始末

縫い終わりに玉結びを作らないでください。

小さな結び目でも、体重がかかる足裏では硬い点として残ります。

裏側で2〜3cmほど生地にくぐらせてから切れば、洗濯でもほどけません。

穴の縁を寄せて縫うと、補修跡が足裏に当たる

穴の両側をつまんで縫い合わせる直し方は、手早く済みます。ただし寄せた分だけ生地の面積が減るので、かかとの位置が前にずれ、履き口が下がってずり落ちやすくなります。

もう一段やっかいなのは、力の集まり方が変わることです。

縫い縮めた部分は伸びないため、足が動くたびに、そのすぐ横の生地だけが引き伸ばされます。

縫った翌日に縫い目の隣が破れるのは、この力の偏りが原因です。

硬い縫い目が皮膚に当たって気になる場合は、無理に履き続けず、ほどいて面でふさぎ直したほうが早く解決します。

よくある失敗と、そのあとの立て直し方

補修部分が波打って盛り上がった

糸を引きすぎたときの症状です。

渡した糸が縮んで、周りの生地を中心に集めています。

直すには縫った糸をほどいて、縦糸を緩めに渡し直すしかありません。

ほどく前に、靴下を丸いものに当てて伸ばした状態で見ると、どこが引かれているか分かります。

穴が大きくなってから手を付けた

穴の縁だけでなく周囲まで薄くなっていると、糸をかける土台がありません。

この場合は囲う四角を1cm以上外側に広げ、細い糸で目を細かく埋めます。

それでも生地がすぐ裂けるようなら、外履き用に戻すのは諦めて、室内で履く一足に回す判断もあります。

補修跡が目立って履けない

かかととつま先は靴の中に収まるため、色が違っても外からは見えません。目立つのは甲と履き口で、ここは同じ色の糸を使うか、あえて違う色で小さな四角を作って柄として見せるほうが落ち着きます。

穴あき補修に使う道具と、家にあるもので代用できるもの

必要なのは針、糸、はさみの3点です。

針は毛糸用のとじ針のように先が丸いものが扱いやすく、編み目を割って通るので穴を広げにくいという利点があります。

糸は刺繍糸か細い毛糸が向いています。

普通の縫い糸は細くて硬く、何往復させても面になりません。

糸の素材は、靴下と同じタイプに合わせてください。

ウールの靴下にウールの糸、綿の靴下にコットンの糸という組み合わせです。

素材が違うと洗濯での縮み方も違うため、補修部分だけが引っ張られて歪みます。

丈夫さを優先するなら、かかとやつま先の補強に使われるナイロンが混ざった糸も選択肢になります。

内側に当てる道具は、ダーニング専用のきのこ型のものが売られていますが、お玉の背、マグカップの底、丸い小瓶でも代わります。

一方で、アイロンで貼る接着タイプの補修シートは、靴下の伸びに追従しにくいのが弱点です。

かかとのように大きく曲がる場所では端から剥がれてきます。

補修のタイミングは、穴があく前の「薄くなった段階」

いちばん楽に直せるのは、まだ穴があいておらず、光に当てると向こうが透ける段階です。

この時点なら縁が弱っていないので、上から縦糸と横糸をかけるだけで補強できます。

点検の機会は洗濯後に決めておくと忘れません。

靴下のたたみ方で解説しているゴムを傷めない扱いと合わせて、たたむ前につま先とかかとを透かして見る習慣にすると、月に一度は全部を確認できます。

補修待ちの靴下を普段の引き出しに戻すと、次に手に取ったときにまた履いてしまいます。直すものだけをまとめて分けておく置き場所は、靴下収納のアイデアで解説している仕切りの作り方が応用できます。

同じ場所ばかり薄くなるなら、原因は靴下側ではありません。

つま先だけが集中して薄くなるのは爪の当たり、かかとなら足裏の角質や、靴の中で足が前後に滑っていることが多いです。

滑りが疑わしいときはインソールの選び方で解説している目的別のタイプを見て、足が動かないようにするほうが根本的な手当てになります。

ウール・シルクと綿・化繊で洗い方と干し方が分かれる

ウールやシルクを補修したあとは、30℃以下のぬるま湯に、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かして押し洗いします。

こすると繊維が絡んでフェルト状になり、補修部分と周りの縮み方がずれます。

脱水は短く切り上げ、タオルに挟んで水を吸わせてから平らに干してください。

乾燥機は避けます。

熱と回転でウールが縮んだとき、補修に使った糸が同じだけ縮まないと、その四角だけが盛り上がります。

綿や化繊は普段どおりの洗濯でかまいませんが、補修した直後の数回は洗濯ネットに入れると糸端が引っかかりません。

高温の乾燥機は伸縮を担うポリウレタンの劣化を早め、履き口のゴムがゆるむ原因になります。

白い靴下を漂白するときは、補修糸の色が変わることがあるので、白い靴下の洗い方で解説している手順を先に確認してください。

干す向きも仕上がりに関わります。

靴下の干し方で解説しているように、つま先側を留めて履き口を下にすると、ゴムが伸びません。

よくある質問

100均で買える補修布でも直せますか

平らで伸びない布地なら貼れますが、靴下は履くたびに伸び縮みする衣類です。

かかとやつま先に貼ると端から浮いてきて、その段差が新しい摩擦点になります。

糸で面を作るほうが長持ちします。

5本指ソックスの指先の穴も同じ手順でいいですか

手順は同じです。

ただし指先は面が小さく、お玉やマグカップでは中に入りません。

ペンのキャップや細い棒の先を当てて、縫う面を張ってください。

指同士が触れない構造なので、補修跡の厚みが隣の指に当たりにくいという点では有利です。

ミシンで縫ってもいいですか

ジグザグ縫いで補修する方法もありますが、薄くなった靴下の生地は送り歯に食われやすく、穴を広げることがあります。ニット用の針と伸びる糸をそろえる手間を考えると、手縫いのほうが確実でしょう。

補修した靴下はどれくらい履けますか

履く頻度と洗濯方法で変わるため、回数では言えません。目安として、穴が小さいうちに周囲の元気な生地へ糸をかけられた場合は長くもち、周囲まで薄くなってから直した場合は補修部分の隣が先に破れます。

片方だけ穴があいたとき、もう片方も直すべきですか

同じ期間、同じ足の使い方で履いているので、反対側も同じ場所が薄くなっていることが多いです。透けているようなら、穴があく前に糸をかけておくと作業が簡単に済みます。

まとめ

靴下の穴は、閉じるのではなく糸で面を足してふさぎます。

穴の外側5mmの元気な生地を土台にして、縦糸を渡してから横糸を交互にくぐらせ、糸は引き締めないでおく。

この3点を守れば、補修部分が硬くならず、隣が次に破れる失敗も避けられます。

素材によって洗い方が分かれる点も忘れないでください。

ウールとシルクはぬるま湯の押し洗いと平干し、綿と化繊は高温乾燥を避けるのが基本です。

ぜひ本記事のダーニングの手順と素材別の洗い方を参考に、まずは透けはじめた一足から手を付けてみてください。

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