SHARE:

おやすみソックスの選び方|寝るとき用の締め付けの目安

おやすみソックスを選ぶときにいちばん効くのは、締め付けの強さと、足先が開いているかどうかの2点です。日中用の靴下と同じ感覚で選ぶと、寝ている間に足首に跡が残ったり、熱がこもって途中で脱ぐことになったりします。

眠っているあいだ、体は手足から熱を逃がして深部体温を下げていきます。

足先を完全に密閉すると、その放熱がじゃまされる場合がある。

逆に足首だけが冷えていると、なかなか温まらない。

おやすみ用として売られている製品の多くが、ゴム口をゆるくしたり、つま先を開けたり、丈を長めにしたりしているのは、この温度のやりくりに関係しています。

素材と丈と口ゴム、この3つを見るだけで候補はかなり絞れます。

靴下Lab編集部

靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

おやすみソックス選びで見る軸

口ゴムの締め付け

就寝用でまず見るべきはここです。

日中用の靴下は歩行中にずり落ちないよう、履き口をしっかり締めてあります。

寝ているあいだは動きが少ないので、その強さは不要。

おやすみ用と表示されている製品は「ゴムなし」「ゆったり口ゴム」「締め付けない」といった表記を持つものが多く、こうした記載があるかどうかが判断材料になります。

跡が残るのが気になる人ほど、ここを最優先にしてください。

素材が吸湿できるか

足の裏は寝ているあいだも汗をかきます。

綿は吸湿性があり肌当たりが柔らかい素材。

ウール、とくに繊維の細いメリノウールは、吸湿しても冷たくなりにくい性質があります。

シルクは薄手で吸湿性があり、重ね履きの内側に使われることが多い素材。

一方でアクリルやポリエステル主体の厚手品は保温には向きますが、汗を含んだときの蒸れ感は出やすくなります。

丈をどこまで伸ばすか

足首から下だけを覆うか、ふくらはぎまで包むかで体感は変わります。

冷えを感じる場所が足首より上なら、クルーやハイソックスの丈が候補。

ただし丈が長いほど布の面積が増えるので、暑がりの人には過剰になります。

つま先の開閉

足先だけ出しておきたい人向けに、つま先が開いた形の製品があります。

放熱の逃げ道を残しつつ足首とかかとを覆えるのが特徴。

かかとが冷える、けれど足の指は締め付けられたくない、という人はこの形が合います。

種類と素材の違いを比較

ゆったり口ゴムのクルー型

いちばん一般的な形です。

見た目は普通のクルー丈の靴下ですが、履き口の編みをゆるくして跡が付きにくいように作られています。

足全体を覆うので保温はしっかりする。

そのぶん熱がこもりやすく、暑がりの人は途中で脱ぎたくなることがあります。

つま先開放型

足の指の部分が筒状に開いている形。

指先から熱を逃がしながら、足首・かかと・甲を覆います。

冷えとほてりが同居している人に向く構造です。

ただし布の端がつま先に当たるので、その位置が気になる人もいます。

レッグウォーマー併用

厳密には靴下ではありませんが、足首から上だけを温める選択肢です。

足裏をまったく覆わないので蒸れません。

足の指は自由なまま、ふくらはぎと足首だけを保温したい人に向きます。

レッグウォーマーと靴下をどう使い分けるかは、冷える場所がどこかで決まります。

保湿目的のケア用

内側にジェルやクリーム成分を含ませた層を持つタイプ、あるいは単に厚手でかかとを覆うタイプがあります。

保温よりかかとの乾燥ケアが目的。

就寝中に履くという点は共通しますが、狙いが違うので混同しないでください。

用途を整理したいならかかとケア向けの保湿ソックスの使い方を参照すると違いがはっきりします。

パイル編みの厚手型

糸をループ状にして編んだパイルは、クッション性と吸汗性が上がる編み方です。

厚くなるぶん保温力も上がる。

足裏の汗を吸わせたい人には合いますが、布団の中でかさばる感覚があります。

タイプ別に向いている人

タイプ構造の特徴向いている人向かない人
ゆったり口ゴムのクルー型履き口をゆるく編み、足全体を覆う足先まで冷える人。跡が残るのが嫌な人寝ているあいだに足がほてる人
つま先開放型指の部分が開き、足首とかかとを覆うかかとは冷えるが指は締め付けたくない人足の指先そのものが冷える人
レッグウォーマー足裏を覆わず、足首から上だけ保温蒸れが苦手な人。足首の冷えが中心の人足裏・つま先の冷えが主な悩みの人
保湿ケア用厚手または内側に保湿層を持つかかとの乾燥・ガサつきが気になる人保温だけを求めている人
パイル編みの厚手型ループ状の編みで吸汗とクッションを確保足裏に汗をかきやすい人布団の中でかさばるのが苦手な人
シルクや薄手の重ね履き用薄手で吸湿性があり、内側に履く温度を自分で調整したい人1枚で完結させたい人

複数の悩みが重なる場合は、内側に薄手、外側に厚手を重ねる方法もあります。

暑くなったら外側だけ脱げばいい。

パイル靴下の厚みと吸汗性の考え方を知っておくと、重ねる順番も決めやすくなります。

失敗しやすいおやすみソックスの選び方

日中用の靴下をそのまま履く

いちばん多いミスマッチです。

日中用は履き口がしっかり締まっているので、朝起きたときに足首に跡が付く。

締め付けが気になって眠りが浅くなる人もいます。

就寝用として作られたものか、少なくとも履き口がゆるいものを選んでください。

厚ければ暖かいと思い込む

厚みは保温の一因ですが、それだけではありません。

汗を吸わない素材で厚みだけを増やすと、湿った布が肌に張り付いて逆に冷たく感じることがあります。

吸湿できる素材かどうかを先に見るほうが確実です。

あったか靴下の暖かさが何で決まるかを整理しておくと、厚みだけに引っ張られなくなります。

着圧タイプを就寝用と混同する

脚に圧をかける設計の製品は、日中の立ち仕事向けに作られたものと、就寝時の使用を想定したものがあります。

着圧の強さは mmHg(水銀柱ミリメートル)で表され、数値が大きいほど強い。

日中用として設計された強さのものを寝るときに履くのは意図した使い方ではありません。

パッケージの表示を確認してください。

なお一般向けの着圧製品と、医療機関で用いられる弾性ストッキングは目的も設計も別のものです。

そもそも履く必要があるか確かめていない

足がほてって眠れないタイプの人は、靴下を履くとかえって寝つきにくくなる場合があります。

冷えているのか、ほてっているのか。

この見極めが先です。

寝るときに靴下を履くことの是非と注意点を先に確認してから選ぶほうが遠回りになりません。

サイズと丈で選ぶおやすみソックス

靴下のサイズは「22-24cm」のように幅を持たせたレンジ表記が一般的です。

靴のサイズと1対1で対応するわけではなく、同じ表記でもメーカーによって実寸が違います。

就寝用の場合、レンジの上限ぎりぎりを選ぶと足の甲や指先が窮屈になりやすい。

迷ったときは余裕のあるほうを選んでおくと失敗が減ります。

小さすぎるとどうなるか。

生地が引っ張られて履き口の締め付けが強くなり、ゆったり口ゴムをうたっていても跡が残ります。

指先も圧迫される。

逆に大きすぎると、寝返りのたびに靴下が回転してかかとの位置がずれ、朝には脱げていることがあります。

丈の呼び方と選び分け

くるぶしが隠れる程度の丈がアンクル、その少し上がショート、ふくらはぎの下あたりまでがクルー、膝下までがハイソックスです。

ただし境界はメーカーによってずれるので、数値として厳密に受け取らないでください。

就寝用では、足首を覆えるクルー以上が使いやすい。

足首は皮下脂肪が薄く、冷えを感じやすい場所です。

丈が長いものはずり落ちが気になりますが、畝のあるリブ編みは伸縮しやすくずり落ちにくい性質があります。長め丈を選ぶなら編み方も見ておくといいでしょう。

長持ちさせるおやすみソックスのお手入れ

就寝用は毎晩履くことが多いので、消耗も早くなります。

基本は洗濯ネットに入れて洗うこと。

裏返してから入れると、足裏側に付いた皮脂や角質が落ちやすくなります。

素材ごとの注意点

ウールやメリノウールは洗い方を間違えると縮みます。

洗濯表示に従い、必要なら手洗いか専用コースを使ってください。

シルクも同様にデリケートです。

綿は扱いやすい反面、乾きが速くないので、湿ったまま放置しないこと。

乾燥機の高温は伸縮性を出すために混ぜられているポリウレタンを傷めます。

ポリウレタンが劣化すると、履き口がゆるんで戻らなくなる。

加工の持続について

抗菌加工は菌の増殖を抑えることをねらったもの、防臭加工はにおいの発生を抑えることをねらったもの、消臭加工はすでに発生したにおいを減らすことをねらったものです。

3つは別の意味を持ちます。

いずれも洗濯を重ねると効果が落ちることがあり、永続するものではありません。

足のにおいは、汗そのものではなく、皮膚の常在菌が汗や皮脂・角質を分解するときに生じる物質が元になります。

加工品を使う場合も、洗って清潔に保つことが前提です。

買い替えの目安

かかとやつま先が薄くなってきたら交換時期。

履き口がゆるんで脱げるようになった場合も同じです。

就寝用は締め付けが弱いぶん、ゴムが伸びると保持力がほとんどなくなります。

よくある質問

おやすみソックスと普通の靴下は何が違いますか

明確な規格があるわけではありません。

就寝用として売られている製品は、履き口をゆるく編む、つま先を開ける、丈を長めにするといった設計を持つものが多いという傾向があります。

パッケージの表示で締め付けに関する記載を確認するのが実際的です。

5本指タイプはおやすみ用に使えますか

使えます。

指が5本すべて分かれる形で、指同士が直接触れないため、指の間の汗を布が吸います。

ただし指が分かれているぶん着脱に手間がかかる点と、指の間に布が入る感覚が苦手な人がいる点は考慮してください。

なお親指とそれ以外の2つに分かれる足袋型は、5本指とは別の形です。

足の指先だけが冷えます。どのタイプがいいですか

つま先が開いたタイプは避けたほうが無難です。

足先まで覆うクルー型か、薄手を内側に重ねる方法が向きます。

それでも改善しない冷えが続く場合は、医療機関に相談してください。

締め付けが弱いと寝ているあいだに脱げませんか

サイズが合っていれば、寝返り程度では大きくずれにくい設計になっています。

脱げてしまう場合は、サイズが大きすぎるか、履き口のゴムがへたっている可能性があります。

リブ編みのものはずり落ちにくい傾向があります。

「まるでこたつソックス」はおやすみ用ですか

「まるでこたつソックス」は岡本株式会社の商品名で、一般名詞ではありません。

シリーズ内に複数の仕様があるため、就寝時に使いたい場合は該当製品の表示を確認してください。

シリーズごとの違いと選び方を見ておくと、どの仕様が自分の用途に合うか判断しやすくなります。

まとめ

就寝用として選ぶなら、まず履き口の締め付けを確認する。

次に、吸湿できる素材かどうか。

この2つで大半の候補は絞れます。

丈は冷えを感じる場所で決めればよく、足首より上が冷えるならクルー以上、足裏の蒸れが気になるならレッグウォーマーという分け方になります。

厚みだけを追いかけないこと。

汗を吸わない素材で厚さを増やすと、湿った布が肌に張り付いて冷たく感じます。

そしてサイズはレンジの上限ぎりぎりを避け、余裕のあるほうを選ぶ。

窮屈だと、せっかくゆるく編んだ履き口でも跡が付きます。

冷えの感じ方は人によって違うので、自分の足のどこが冷えているのかを先に把握してから形を決めてください。

あなたへのおすすめ