寝るとき靴下を履くのはあり?メリットと注意点をまとめて解説

布団に入って30分たっても足先が冷たいままだと、靴下を履いたまま寝るかどうかで迷います。寝るときの靴下で先に決めるべきなのは、履き口が食い込まないゆるさと、暑くなったら自分で脱げる状態にしておくことです。
眠りに入るとき、体は手足の血管を広げて熱を逃がしながら深部体温を下げていきます。
厚手で締め付けの強い靴下は、この放熱をふさぐ側に回ります。
足を温めるなら布団に入る前に済ませて、寝床では薄手にとどめるほうが無理がありません。
本記事では、寝るときの靴下の履き方・締め付けと厚みを間違えたときに起きること・素材別の洗い方まで解説します。

靴下Lab編集部
靴下Labは、「快適な足元から、毎日の生活をもっと豊かに」をテーマに、靴下に関するあらゆる情報を調査・発信するメディアです。素材や機能の違い、季節に応じた選び方、消臭・防寒・健康サポートなど、靴下に関する疑問をわかりやすく解説しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
寝るときの靴下は「ゆるく・薄く・途中で脱げる」が基本
日中に履いている靴下をそのまま流用すると、たいてい失敗します。
日中用は靴の中でずれないように履き口を締めてあり、その締め付けが横になってから気になるからです。
選ぶところから寝床に入るまでを、3つに分けて押さえてください。
履き口がゆるいものを選ぶ
目安は、脱いだあとに履き口の跡が残らないことです。
サイズは22-24cmのようなレンジ表記が一般的で、同じ表記でもメーカーによって実寸が違います。
今使っているものが跡になるなら、一つ上のレンジを試してみてください。
リブ編みは畝(うね)のある編み方でずり落ちにくい反面、締め付けの強さは製品差が大きいです。
なお、mmHg(水銀柱ミリメートル)で圧を示す日中用の着圧タイプは足首を強めに締める設計なので、就寝時の使用について表示がないものを寝床に持ち込むのは避けてください。
足を温めるのは布団に入る前に済ませる
靴下は発熱しません。
温かさを保つための道具なので、冷えきった足に重ねても温まるまでに時間がかかります。
入浴や足湯で足先まで温めて、まだ温かいうちに履くほうが早いです。
暖かさが素材と編みのどこで決まるのかはあったか靴下の選び方で解説しています。
暑くなったら脱げる状態にしておく
寝ている間に足が温まると、履いたままでは熱がこもります。
手が届くところに置き場所を作っておき、暑いと感じたら脱いでください。
眠いままつま先を引っ張ると生地が伸びるので、履き口を広げて足を抜くほうが傷みません。
締め付けと厚みを間違えると、朝に足が冷えます
強い締め付けで一晩過ごすと、履き口の跡が朝まで残ることがあります。跡そのものより、寝返りのたびに当たりが気になって目が覚めるほうが困ります。
厚みの失敗はもっと分かりにくいです。
汗を吸いにくい厚手を履くと、湿気が生地に残ったまま朝を迎え、濡れた靴下が熱を奪って起きたときにかえって足が冷たくなります。
においが強くなるのも同じ条件です。
汗そのものはほとんど無臭で、皮膚の常在菌が汗や皮脂・角質を分解するときに生じる物質がにおいの元になるからです。
湿って温かい状態が何時間も続けば、菌が増えやすい環境がそのまま続きます。
季節を問わず冷えが続く、片方の脚だけ冷たい、朝に足がむくんでいるといった症状が気になる場合は、靴下を替える前に医療機関に相談してください。
寝るとき靴下でよくある失敗と、その直し方
履き口の跡が朝まで残る
まずレンジを一つ上げて、それでも跡になるなら、足首から下を締めない道具に替える手もあります。
足首だけを覆って足先を出す形なら締め付ける面積が減ります。
使い分けの考え方はレッグウォーマーと靴下の使い分けで解説しています。
朝、靴下が湿っている
パイル編みは糸をループ状にして厚みを出す編み方で、吸汗性とクッション性が上がる代わりに乾きが遅くなります。
靴の中では利点になりますが、布団の中では湿気が抜けにくい方向に働きます。
薄手の綿かシルクに替えてください。
厚みと吸汗性の関係はパイル靴下の選び方で解説しています。
夜中にかかとが脱げて目が覚める
フットカバーのような極浅の丈は靴を履く前提の形で、寝返りで簡単に抜けます。
くるぶし丈からクルー丈にすると、かかとが外れにくくなります。
ただし丈が長いほど締め付ける面積は増えるので、履き口のゆるさは必ず優先してください。
専用品を買わなくても代用できます
就寝用と銘打った製品でなくても、薄手の綿かシルクの靴下が1足あれば足ります。
シルクは薄手で吸湿性があり、重ね履きのインナー側に使われることの多い素材です。
かかとの乾燥が気になるなら、かかとを覆う保湿ソックスという選択肢もあります。
使い方と選び分けは保湿ソックスの使い方で解説しています。
足りないのは、むしろ足を温める側の道具でしょう。
湯たんぽや足湯を使う場合、熱いものを長時間肌に当て続けると低温やけどの心配があります。
布団を温めてから取り出す使い方が無難です。
寝るとき靴下を履くタイミングと、毎晩履くかどうか
履くのは入浴後、足先がまだ温かいうちがちょうどいいタイミングです。時間が空いて足が冷えてしまったら、もう一度温めてから履いたほうが結果は早いです。
毎晩の習慣にする必要はありません。
判断の基準は寝室の温度と、布団に入って10分ほどで足先が温まるかどうかです。
温まるなら靴下は要りません。
寒い時期だけ、または冷えて寝つけない夜だけに絞ると、蒸れの失敗も減ります。
厚手のあったか靴下は、起きている時間の足元に回すという分担もあります。岡本株式会社の「靴下サプリ まるでこたつ」のようなシリーズは丈や形が複数あり、その違いはまるでこたつソックスのシリーズ比較で解説しています。
ウール・シルクと綿・化繊で、靴下の洗い方は分かれます
薄手を寝床用に使うほど、洗濯での傷みが履き心地に出ます。ウールとシルクは熱と摩擦で縮んだり風合いが変わったりするので、家庭の通常コースとは分けてください。
| 素材 | 洗い方 | 乾かし方 |
|---|---|---|
| ウール・メリノウール・シルク | ぬるま湯以下の水温で、おしゃれ着用の中性洗剤を使って押し洗い。洗濯機なら洗濯ネットに入れて短時間 | 脱水は短く切り上げ、タオルで水気を取ってから平干しか陰干し |
| 綿・アクリル・ポリエステルなど | 通常の洗濯で問題ありません。裏返して洗うと、内側に付いた汗や皮脂が落ちやすくなります | 高温の乾燥機は避け、風通しのよい場所で乾かす |
伸縮性を出すために少量混ぜられているポリウレタンは、熱で劣化して履き口がゆるむ原因になります。
乾燥機の高温は素材を問わず避けたほうが長持ちします。
抗菌は菌の増殖を抑えることをねらった加工、防臭はにおいの発生を抑えることをねらった加工で、どちらも洗濯を繰り返すうちに働きが弱まることがあります。
加工の表示があっても、一晩履いたら替えるのが前提です。
よくある質問
靴下を履いて寝ると寝つきが悪くなると聞きました
厚手で締め付けの強い靴下を履いた場合の話です。
眠りに入るときは手足から熱を逃がして深部体温が下がっていくため、放熱をふさぐ状態は寝つきに不利に働きます。
薄手でゆるいものを選び、温まったら脱げるようにしておけば、この心配はかなり小さくなります。
5本指ソックスで寝てもいいですか
指が5本すべて分かれる形なので、指の間に布が入って汗を吸います。
指どうしが触れないぶん蒸れにくい一方、指又の縫い代が厚いと寝返りのたびに窮屈さを感じることがあります。
なお、親指とそれ以外の4本が分かれる足袋型は5本指とは別の形で、指の間すべてに布が入るわけではありません。
着圧ソックスを履いたまま寝ても平気ですか
就寝時の使用について表示のない製品は、寝床では使わないでください。
日中用は足首を強く締める設計です。
また、着圧の製品は履くことで脚が細くなるものではなく、一時的にサイズが変わったように感じても体脂肪が減るわけではありません。
持病がある場合は自己判断で強い圧のものを選ばず、医療機関に相談してください。
夏も履いたほうがいいですか
寝室が暖かい時期に履くと、蒸れとにおいの条件だけが増えます。冷房で足先が冷える夜に限って薄手を使い、寒く感じなくなったら脱ぐ使い方が現実的です。
まとめ
寝るときの靴下は、ゆるい履き口・薄手の素材・暑くなったら脱げる状態という3点で決まります。
温めるのは布団に入る前に済ませ、靴下には保った熱を逃がさない役割だけを持たせてください。
朝に湿っていたら厚みが過剰で、履き口の跡が残っていたらサイズが足りていません。
ぜひ本記事の失敗別の直し方と素材別の洗い方を参考に、手持ちの靴下から寝床用の一足を決めてください。


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